一口馬主 広尾サラブレッド俱楽部

アンジアン、光差さず……(広尾TC出資馬週報)

アンジアン、光差さず……

2022年2月14日から2月20日までの広尾サラブレッド俱楽部出資馬の週報です。

世代最後となった新馬戦に藤原英昭厩舎所属のキングカメハメハ牝駒アンジアンが挑みました。レポートは下記。

他の出資馬たちはアリシアン以外は外厩調整ですが、概ね順調。

公式HPでは2歳馬の近況更新がありました。

2/14~2/20の出走馬

アンジアン 新馬(メイクデビュー)出走レポート

クラブのこの世代最高募集価格タイである期待馬アンジアンが2/20 阪神4レース 3歳新馬(メイクデビュー)に出走しました。

アンジアン

(牝3・キングカメハメハ×サティアナ by Street Cry)
栗東・藤原英昭厩舎

アンジアン・広尾公式HP210730

レースまでの状況

2020年夏の本募集でミスペンバリー19(アシタカ)と並ぶ世代のクラブ最高価格5000万円で募集されたのが、このサティアナ19ことアンジアン。

アシタカは牡馬である事を考えると、牝馬でありながらそれと同額だったアンジアンが実質最高値だったと思ってもいいかもしれません。

大種牡馬キングカメハメハのラストクロップであり、三代母はアメリカの2~3歳G1戦線で活躍したCara Rafaela。
Cara Rafaelaの産駒にはBernardini(父A.P.Indy、プリークネスS・G1など8戦6勝)がいるなど、筋の通った牝系と言えます。

が、母サティアナ自身はアメリカで12戦1勝と特に目立った実績を残した馬ではなく、祖母Lovely Regina(Bernardiniの2歳上の半姉)に至っては3戦未勝利と、2代続けて平凡な競走実績となっているので、アンジアンを良血とまでは言い切るのはやや憚られるところ。

とは言えサティアナの半兄Thiskyhasnolimit(父Sky Mesa)はイロコイS・G3など重賞2勝・リステッド3勝を挙げるなど、血の近い所にそこそこの活躍馬はおり、牝系の活力が無くなりつつあるという訳でもなく、サティアナが日本に来てから種付けされた馬がディープインパクト・キングカメハメハ(アンジアン)と、生産者である三嶋牧場としては高い期待値を持って導入した繁殖牝馬であると思われる事から、出資する事を決めました(広尾の入会特典無料4口のうち2口を使わせて頂きました。後で2口追加して出資比率は500分の1に)。

まちかね太
まちかね太

私にとってはキンカメ産駒に出資する最初で最後の機会でもありましたんで。

なお、この馬は「牝馬の引退時5%買戻しルール」の対象外。
つまり引退後の所有権がクラブに無い=三嶋牧場が将来の自牧場での繁殖入りを前提に現役時の権利のみをクラブに供与した(と思われる)いわばリース提供馬であり、首尾よく繫殖入りしたとしてもその子がクラブで募集されるとは限らない為、いわゆるアワブラ候補としての過度な期待は持てません

なので現役時に華々しく活躍してくれることを期待しての出資だと言えるでしょう。

なお、出資時に提供される情報として広尾の特徴ともいえるプラスビタール遺伝子検査では、TT型(晩成長距離)判定。
母系の活躍馬はどちらかというと早い時期にキャリアのピークを迎えているのでやや意外感もありますが、牧場側の感触も成長遅め・距離の融通が利きそうということなので、現場の手応えとしてはさもありなんというところだったのでしょうか。

20年7月の最初の近況では馬体重420キロとやや小柄ではありましたが、体高156、胸囲179、管囲19.8とサイズ感もまずまずあり、3月生まれと早生まれという訳でもないので、もう一段の成長を期待していました

同年9月に育成場に移動してから馴致は順調にクリア。
しかし本格的に調教が始まって以降、「飼い葉食いがあまり良くない」「馬体重が増えない」というようなコメントが多くなり、なかなか調教の強度を上げられない状態に。

21年9月に北海道を出発し、藤原厩舎の外厩先である吉澤ステーブルWESTに移動。
一時は468キロまで馬体重も増加しホッと一息したのも束の間、11月に栗東入厩してゲート試験に合格し、再度外厩移動→デビューに向けての栗東再入厩してからの22年1月時点で430キロまで減少。

まちかね太
まちかね太

ああ……。

一応新馬戦がある内のデビューを目指して、という事で調教を重ねていくものの、タイムはなかなか伸びず、調教パートナーにも遅れることが多く……。

調教師コメントも「成長途上」「体が幼い」「もう少し時間が欲しい」と弱気なものばかり。

当初目標とされた2月6日の中京芝1600新馬戦は、結局状態が追いつかないという事でパス。

「血統的にも馬的にもダートで面白そう」と、世代最後の新馬戦となる2月20日の阪神ダ1400戦が最終的な目標となりました。
多少なりとまともな追い切り時計が出ていたのは全てBコースでの調教でしたから、この判断は妥当だと思います。
ぜいたくを言えば距離がもう少し欲しいところでしたが、実際問題として現状の体力的に中距離以上は苦しいかもしれません。

20日のレースで優先出走権を得る為に前週の東京新馬戦に登録し、無事除外。
本番での除外の心配を無くし、心置きなく臨んだ最終調教を終えての調教師のコメントは、「先週よりはマシだし競馬にはなるだろうが、成長はまだ足りてない。前前に行って現状でどこまでやれるか……(※意訳です)」というニュアンス。

まちかね太
まちかね太

……これちょっとムリじゃね?

なんであれ応援するのには変わらないのですが、正直無理ゲー感が漂う雰囲気にいくらか悲愴な感じにもなってきますが、それでもレースはやってきます。

案の定フルゲートとなった2月20日阪神第4レースの確定メンバーを確認し、ライバルたちの状況をチェック。

まちかね太
まちかね太

……これもしかしてイケんじゃね?

そう、ムリヤリ新馬戦に間に合わせたのはアンジアンだけでは無かったのです!

出走メンバー中の実に7割ほどの馬のコメントが「使いつつ」「幼い」「叩いてから」「まだ太い」みたいな「まだ仕上がってませんよ」と主張するものばかりで、調教欄を見ても確かにその通りといえるもの。

調教が抜けて良かったのはモズリッキー(コパノリッキーの子かと思ったらトランセンド産駒だった)。
調教通り走られたらこの馬には敵わないでしょうが、他のメンツは人気サイドと思われるレオノーレやメイショウアポイで水準レベル、他はスズカアーム・シゲルクジラ・サクラトップヒルあたりがマシなくらいで、大体アンジアンと同等レベル。

上手くすれば奨励金圏内の9着は狙える……、いや、調教上位の馬が何頭か凡走する事があれば、もしかして掲示板の隅くらいには載れるかも。

JRA-VANで見たアンジアンの調教映像がタイムから受ける印象よりはだいぶ良かった事もあって、出資者の欲目がムクムクと頭をもたげてきます。

アンジアンの騎手は厩舎所属の岩田望来ジョッキー、前日の京都牝馬Sで待望の初重賞制覇(実に98戦目だったそうです)。
アンジアンの父キングカメハメハは、前日にJRA史上3頭目の産駒勝利数2100勝を達成。

まちかね太
まちかね太

追い風が吹いているような気がする……!

枠は4枠8番、阪神ダ1400は内枠の成績が良くありませんがここなら大丈夫。
キングカメハメハ産駒は基本的に中距離向きなので、この距離はやはり短くはあるでしょうが……。

このメンツはハッキリ言って恵まれたもの(他の馬にとってもそうですが)。

なんとか格好をつけて、この先に光がある事を示して欲しい……!

レース内容

グリーンチャンネルでのライブ観戦。
レース時点の阪神競馬場ダートコースは、前日の雨の影響で稍重。

出走馬の馬体重が発表され、アンジアンは414キロ。

まちかね太
まちかね太

うわあ……。

輸送で減ってしまった分もあるのでしょう、出走16頭中最軽量でレースを迎えることになってしまいました。
せめて420キロ台はあって欲しかった……。

パドックはチャカチャカしていてあまり良くは映りませんが、体調が悪いという訳ではなさそうなので、現状の力は発揮できそう。

人気順はやはりモズリッキーが抜けた人気となり、最終的に1.7倍。他に10倍以下はレオノーレ、アンジアンの2頭だけ。

まちかね太
まちかね太

は? いやいやいや、アンジアン人気し過ぎでしょうよ。

前日2番人気なのは把握していましたが、てっきり出資者をはじめとしたクラブ関係者による応援馬券先行買いによるものだと思っていたので、レース直前にはいいとこ単勝15倍くらい、5~7番人気くらいに落ち着くと思っていたのに。

新聞とかにもチラホラ印は付いていましたが、勝ち負け評価しているのはあまり無かったと思うんですけど。

岩田騎手・キンカメの件で、私同様追い風と見た人が多かったのでしょうか?

わからん!

まあ、応援してくれる人が多いのはいい事です。

さて、そしていよいよ迎えた本番、枠入りはスムーズ。
先行策を示唆されているだけに、出遅れはやめてほしいところ。

ゲートが開いた!

まちかね太
まちかね太

うし、まあまあ!

やや伸びあがるような形にはなって左にヨレはしましたが、周囲とほぼ互角のスタート。

岩田騎手は軽く出ムチを入れて(パトロールビデオではそう見えました)激しく手綱を扱き、作戦通り前目の位置を確保しようと動きます。

しかし内枠から軽くおっつけただけのレオノーレ、メイショウアポイらがラクに先行していき、アンジアンは6番手に。
それでも先団の一員という形にはなり、まあ先行できたとは言えるかな?

隊列が決まって流れが落ち着いたかに見えましたが、それからすぐに迎えた3角手前からアンジアンの後ろにいたモズリッキーが動き出し、外からまくってアンジアンを躱し、上昇を開始。

岩田騎手の手も再び激しく動き出し、アンジアンも一旦はそれに応えてモズリッキーの後を追うように上がっていきかけたのですが……。

まちかね太
まちかね太

アカンかぁ……。

前の組のペースアップに追いつき切れず、4角を回る頃には走るフォームがバラバラに。

当然それ以上伸びる余力は無く、逃げ込みを図るレオノーレをモズリッキーが追いかけるのを映していく画面から早々にフェードアウト。

その後は後方でゴールに流れ込む姿が最後に映っただけでした。

まちかね太
まちかね太

残念やけど、レースには参加できてたから、まあ……。

世代最後の新馬戦は、レオノーレが最後モズリッキーを逆に突き放し、3馬身半差で逃げ切り快勝。モズリッキーが2着、3着に直線1頭だけ追い込んで来たサクラトップヒル。

アンジアンはレオノーレから3.4秒離された12着で入線していました。ダ1400新馬のタイムオーバーは5秒以上なので、それだけは回避成功。

結果

3歳新馬(阪神・ダ1400・稍重)
 岩田望(54)馬体重414

 12着(16頭・3人気)

所感

3番人気にまで推してくれた方々には悪いですが、まあ妥当な結果かな、と。

レース1か月くらい前からずっと悲観的な見方をしていた私としては、最悪レースの流れについて行けずタイムオーバーまであるかもと覚悟していましたから、最後バテたとはいえ前半はそこそこ前の方にも行く事が出来、レースに参加できていただけでもある意味御の字。

そうは言っても、正直メンバー表を見た時には「もしかして……」と、俄かにスケベ意識も沸き上がって来ていたのも事実ですから、残念は残念ではあります。

まちかね太
まちかね太

世の中そんなに甘くはありまへん……。

結局のところ、上位入線を果たしたのは調教過程がマトモな馬たちばかりだったので、やはり仕上がりは大事。

残念ながらアンジアンには、仕上がりの差を跳ね返す程の抜けた実力は(少なくとも今回の条件では)無かったという事でしょう。

それでも今回をただの無駄レースとしない為に、このレースで得たものを次につなげられるようにしなければなりません。

まず、距離に関してはぶっちゃけ短かったでしょう。
しかし、忙しいながらも押せば前半は付いていけてはいたので、距離を延ばせば楽に追走できる可能性はあります。

芝ダートの適性もこの1戦だけではなんとも測りかねます。
戦前は血統面・調教での手応えから、馬格がなくとも馬の適性的にはダートかなとも思っていましたが、流石に馬体重がここまで減ってしまうとマッチョぞろいのダート戦ではあからさまに厳しいので、体格的には芝の長距離戦がベターにも思えます。TT型ですし。

その場合は、遺伝子型はどうであれ実際問題としてスタミナが最後まで続くかという別の課題も出て来ますが……。

ただ、藤原調教師も次走は「距離を延ばしてみたり、芝に使ってみたり、色々と試していきたいと思っています」というコメントをされているので、そういう方向で行かれるおつもりなのでしょう。

次走までは間を開けることになりそうで、クラブコメントなども見ると5月の新潟開催くらいまで出走しないかもしれませんね。
5月8日に新潟と中京で牝馬限定の芝2000未勝利戦が組まれているので、目標にするとしたらそこかな?

一線級の厩舎が一介の未勝利馬のベストローテーションを組む為に馬房を都合してくれるのかどうかは不明ですが。

なんにせよ、まずはアンジアン自身に成長を見せてもらわない事には始まりません

馬体重を気にしていると調教も軽くなりがちですが、次走までの間に距離延長に耐えられる体力をなんとしても付けてもらいたいところ。

まちかね太
まちかね太

希望の光を見せて欲しい……。

2/14~2/20の出資馬たちの近況

公式HPで出資馬の近況が更新されています。今週は2歳馬の近況更新がありました。
以下、出走したアンジアン以外の各馬の現況への所感です。

3歳馬

それぞれ概ね順調にメニューをこなしています。
ウィンダミアが帰厩し、早くも坂路入り。

ドグマ(栗東・武幸四郎厩舎)牡・1勝C

ドグマ広尾TC公式HP210501

チャンピオンヒルズ在厩。
周回コースや坂路でキャンター調整。

気の昂りも無く、馬体重も497キロあり好調。
背腰にも疲れはあまりなく、「もしかしたら前走は馬が疲れるほど走っていないままレースを終える格好になったのかもしれません」という畠山厩舎長のコメントが。

まちかね太
まちかね太

レースだけの消耗度なら、さもありなんという感じ。

かささぎ賞は色々特殊な感じでしたからね。放牧前の調教師コメントでもダメージは無いという事でしたし、実際そうだったのでしょう。

とりあえず疲れが無いのは良かった。
このまま次走を万全の状態で迎えられますように。

タレントゥーサ(栗東・池江泰寿厩舎)牝・未勝利

タレントゥーサ広尾公式HP200911

吉澤ステーブルWEST在厩。
坂路でキャンター調整、週2回の速め調教。

終い13・14秒台での調教を順調に重ねてはいるようですが、テンションの昂りが調教での気合乗りに結びついておらず、スイッチが入って来ないというコメント。

まちかね太
まちかね太

ただウルサいだけってことでっしゃろか? おおう……。

これから速めを重ねれば変わって来るだろうという希望的観測の元、乗り進めていってもらえるようではありますが、思ったよりも調整期間が長引きそうな気配。

ウィンダミア(美浦・林徹厩舎)牡・1勝C

ウィンダミア広尾公式HP210604

テンコーTCでキャンター調整、速め調教を体をケアしながら乗り込みつつ、馬体は480キロまで成長。

15日には坂路終い12秒で上がり、19日に美浦に帰厩、20日から美浦坂路入りしているようです。

中間の軽い頓挫をものともしない順調な過程。

1勝Cのダート短距離戦は除外馬が多数出てき始めた事もあり、まだ具体的な予定は立っていないようですが、順調なら3月20日・27日に組まれている中山ダ1200戦あたりが目標になるんですかね。

その辺りなら前走から節も充分開いてますから、まあ普通に出走できるんじゃないでしょうか。

それとも、ここで芝に再挑戦する可能性もある?

まちかね太
まちかね太

なんにせよ楽しみ。順調なのはいい事ですなぁ。

アリシアン(美浦・加藤征弘厩舎)牝・1勝C

アリシアン広尾公式HP210305

美浦在厩。
2月16日に坂路を併走で53.3-38.8-25.4-12.5(一杯)で追い切り、未勝利馬相手に0.4追走からの0.2遅れ。

最後の手ごたえがやや怪しくなったという事ですが、帰厩後初めての追い切りで仕方ない面もあるとの調教師コメント。

関東の外厩は一部を除き調整メインで、レースに向けての本格調教はトレセンでないと出来ないでしょうから、久々の負荷の高い調教では確かに仕方ないかも。

目標は変わらず3月13日のアネモネS(L)もしくは同日1勝Cで変わらないという事なのでレースまではまだ日もありますし、それまでに状態を上げてくれれば問題ありません。

まちかね太
まちかね太

焦らず確実に仕上げていって頂ければと。

2歳馬

全馬育成場にてメニューをこなしています。
牡馬たちは軒並み体格が立派になってきましたが、牝馬たちの成長はイマイチかな。今後に期待。

アスカビレン20(栗東・池江泰寿厩舎)牝

アスカビレン広尾公式HP220114

吉澤ステーブル在厩。
BTC坂路で17~18秒1本、適時14~16秒ペースも取り入れて。442キロ。

軽い運動の時には力みがみられるものの、広いコースでの力の遣い方は良化しているとの評価。
調教時の動き、口向きやハミの操作性など、全体的に成長が見え、今後調教内容を濃くしていければとの話。

順調ではあるのですが、去年の10月ごろに育成場に移動してからずっと馬体重440キロちょいくらいで体が増えて来ていないんですよね。

調教を入れながらの話なので減っていないだけいいのかもしれませんし、この馬は4月生まれなのでこれから成長が来るかもしれませんが、育成時点でこの程度の体重のままだとレースが心配。
※記事執筆がアンジアンのデビュー戦直後でやや過敏になっております。

アンジアンの育成時と同程度のサイズですからね。育成時460くらいあった同厩同生産者の先輩タレントゥーサもデビュー戦では434キロでしたし。

早めにデビューして貰えれば馬格面の不利は軽減されますが、厩舎的にそれを望めるかとなると微妙。

まちかね太
まちかね太

レース時に今くらいの馬体重を維持できるようになってておくれやす。

春先からの急成長に期待。

ステラリード20(栗東・矢作芳人厩舎)牡

ステラリード広尾公式HP220114

シュウジデイファーム在厩。
BTC坂路で3F16-14-14、15-14-14を数本消化し、現在はリフレッシュ中でハッキング2000~3000m。483キロ。

だいぶ体力が付いてきたという事で、この中間からは調教をペースアップ。
慣れるにつれて動きが良くなってきたという事で、至極順調。

ステラリード一族の特徴たる頭の高い走りもそこまで気になるものでもないという事で、安心なような残念なような……。

いや、全兄カイザーノヴァの前走時の脚を叩きつけるような走行フォームを考えると、安心感の方が高いか。
その全兄とレース時の馬格は少なくとも同等、おそらくはより大きくなりそうなので尚更そうですね。

まちかね太
まちかね太

いずれにせよ、このまま順調なら早期デビューも狙えそうで楽しみ!

ジアナズドリーム20(栗東・四位洋文厩舎)牝

ジアナズドリーム広尾公式HP220114

三嶋牧場・西舎共同育成場在厩。
今月上旬にBTC坂路で16-15-15をマークし、現在はリフレッシュ中。412キロ。

他の出資馬に比べて遅れていた調教もペースアップし、今のところドゥラメンテ牝馬に懸念される気性難も出ていないという事なので、順調ではあります。

が、こちらもアスカビレン20同様馬体が増えて来ない……。
ベースの馬体重がアスカビレン20と比べても30キロ少ない上にジアナズドリーム20は1月の早生まれなので、事態はより深刻。

まちかね太
まちかね太

正直、ここからの馬体の急成長は期待薄かな……。

スラリと綺麗な馬で、それに魅かれたのも出資理由の一つなので、いきなりマッチョになられてもそれはそれでアレではありますが。

デビューは遅くなるでしょう。TT型でもありますし、メロディーレーン路線を目指していくしかない?

レトロクラシック20(栗東・高柳大輔厩舎)牡

レトロクラシック広尾公式HP211210

シュウジデイファーム在厩。
2週にわたって坂路の終い15秒、その後はリフレッシュの為ハッキング2000~3000m。497キロ。

周囲を気にしない度胸があり、普段から先頭でもしっかり走ってくれるとの事。

ステラリード20よりは微妙に調整ペースは遅れてはいるようですが、本当に微々たるものでこちらも至極順調。
先月の更新から馬体重が16キロ増え、成長が顕著。

相変わらずマイナスコメントもなく、このまま行けば早めのデビューも狙えそう。

まちかね太
まちかね太

キミはマッチョ・スプリンターへ一直線でOK!

クエストフォーワンダー20(美浦・中舘英二厩舎)牡

クエストフォーワンダー広尾公式HP211203

ファンタストクラブ内木村牧場在厩。
屋内ダートコースでハッキング3000~4000m、屋根付き坂路で週2回ハロン15~20秒ペースのキャンター1本。486キロ。

今週から終い15秒を開始。全体的に力強さが欲しいものの、徐々に心肺機能に余裕が出て来たとの事。
春に3~4Fの速めをこなせるよう、今の内にしっかりと体力をつけておきたいとのコメント。

シュウジデイ組と比べると控えめなコメントですが、こちらも順調に行っているのは確か。

調教ペースが上がっても馬体もしっかり増えてきてますし、半兄ウィンダミアのデビュー時よりは確実に大きな馬体でデビューを迎えられるでしょう。

デビュー時期も兄同様、夏の後半くらいには間に合えばいいなあ。このペースなら充分イケると思います。

まちかね太
まちかね太

牡馬はみんな期待大!


クラブの話題

クラブ所属馬はアンジアンの他にスリールトウショウが未勝利戦に臨みましたが完敗。

また、2月27日に行われる中山記念(G2)にパンサラッサが登録。有力馬の一頭に挙げられています。

クラブ馬出走結果

スリールトウショウ、力及ばず

デビューから3戦続けてダ1200戦を使い10→6→12着と来ていたスリールトウショウ(牝3)が、距離を少し伸ばして2月20日の東京ダ1400未勝利戦に挑戦。

ヨレ気味のスタートながらも先団を見る6番手の位置に付け、そのままインベタで4角まで来たものの直線に入って全く伸びずブービー15着に完敗。

前目でレースを進めてはいましたが終始頭の高い走りで見た目に余力が無く、結果も厳しいものとなりました。

この馬はTT型ですが距離はこれ以上伸ばさない方向で行きそうなので、遺伝子検査の真価を確かめることは叶わなさそう。
TT型のダート血統という事で、JRAの2000m以上のダート戦の番組事情を考えると事前に予見できた事ではありましたが……。

また、この馬が本来の目標だった前日の牝馬限定戦に出走できずこのレースに回ってきた事で、想定時点で有力馬の一頭だった同じ広尾TC所属のキセキノセンシ(牡3)が結果的に節が足りずに除外される羽目になってしまい(回って来たのはスリールトウショウだけではありませんが)、微妙に後味の悪いレースになってしまいました……。

その他の話題

パンサラッサ、中山記念に出陣

昨年の福島記念を大逃げで劇勝し、「令和のツインターボ」の異名を得て一躍名を馳せたパンサラッサ(牡5)が、2月27日に行われる中山記念(G2)に登録。

登録馬で最有力視されるのは、2020年ホープフルS(G1)の勝ち馬ダノンザキッド(牡4)
ホープフルS以降4戦して勝ち星は無いものの、皐月賞で15着に負けた以外は全てG2以上で掲示板を確保。
特に前走マイルチャンピオンシップ(G1)では女王グランアレグリアからコンマ2秒差の3着に入線しており、例年よりメンバーが薄い感のある今年の中山記念では絶対の中心と見られても納得の存在です。

他の有力馬は、引退を迎える高橋祥泰調教師の有終の美を飾りたいカラテ(牡6)、ダノンザキッドが崩れた皐月賞で4着だったアドマイヤハダル(牡4)など。
パンサラッサも有力馬の一頭としてレースを迎えます。

中山記念は4角2~5番手くらいの馬が好成績で、イメージ程逃げ馬が残っている訳ではありませんが、このメンバー中ではパンサラッサは実績上位。
昨年オクトーバーSを勝つまでは常に除外を恐れていた身から随分出世したものですが、いずれはツインターボのことを「昔パンサラッサみたいな馬がいた」と新規ファンに紹介できるような存在になれるよう、まずはダノンザキッドを撃破してのG2制覇でさらに名を高めていって欲しいものです。

まちかね太
まちかね太

それでは今回はここまで。お読みいただき、おおきにありがとさんです。

(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様公式HPより許可を頂き掲載しております。)

次週の週報はこちら

広尾TC週報2022年2月27日

先週の週報はこちら

広尾TC週報2022年2月13日

なお、他クラブ出資馬の同週週報はこちら↓

ワラウカド

ワラウカド週報2022年2月20日

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