YGGオーナーズクラブ 一口馬主

YGGオーナーズクラブ 23年8月募集(22年産)を考える(簡易版)

YGGオーナーズクラブ23年8月募集

こんにちは、まちかね太です。

今回はYGGオーナーズクラブの8月募集(既に会員先行募集は始まっていますが、通常募集開始は8月7日からなので)についての感想文です。

ラインナップは中央8頭・地方3頭、計11頭となっていますが、今回の記事は私が出資検討の対象としたウェルアウェイ22トレサンセール22ランウェイ22ブルーボサノヴァ22の4頭のみについての簡易版です。

というわけで、以下いつも通り血統論も馬体分析もないただの感想になりますが、お暇でしたらお付き合いください。

※以下文中敬称略。各種実績は記事執筆時点の物になります。なお、種牡馬などのプロフは以前投稿した同種の記事から一部流用しています。

募集馬プロフィール&感想

記事にしていない馬も含め、全馬が500口募集。
会員先行募集は7月26日正午~31日正午まで。この期間内に応募数が募集口数を超えた募集馬は口数調整または抽選を実施。
通常募集は8月7日正午から受け付け開始。

分割支払いの回数や保険料率、ポイント付与率など、これまでの募集からこまごまとした変更が見受けられますので、規約などをよく確認されたし。

ウェルアウェイ22

ウェルアウェイ22
キタサンブラック(種付け時 9歳)
ウェルアウェイ(出産時 12歳)
母の父Monsun
性別
誕生日2/20
生産牧場田端牧場
調教師大竹正博
募集価格1980万円
遺伝子型CT型(中距離適性)

父・キタサンブラック

2012年生まれの日本産馬。父ブラックタイド、母シュガーハート、母の父サクラバクシンオー。

母シュガーハートは未出走。Cee's Tizzy(名種牡馬Tiznowの父)の姪。
繁殖成績は優秀で、キタサンブラックの他にもショウナンバッハ(中日新聞杯-G3・2着)、エブリワンブラック(ダイオライト記念-Jpn2・2着)などを産んでいる。

キタサンブラック自身の競走成績はJRA20戦12勝。ジャパンC-G1、有馬記念-G1などG1・7勝を含む重賞10勝。2016・17年の年度代表馬。

3歳1月の遅めのデビューからスプリングS-G2まで3連勝してクラシック戦線に殴り込むも皐月賞3着、ダービー14着と春はタイトルに届かなかったが、秋にセントライト記念-G2から菊花賞-G1を連勝。囁かれた距離不安を一蹴してクラシックホースに輝く。
以降は安定した先行力を武器にジャパンC、天皇賞などビッグタイトルを次々と奪取。中長距離戦線の王者として君臨した。
5歳12月の有馬記念で有終の美を飾り、種牡馬入り。

血統が地味な事もあって当初は種牡馬としての成功を危ぶむ声も大きかったが、2021年デビューの初年度産駒からいきなりイクイノックス(有馬記念-G1、ドバイシーマクラシック-首G1などG1・4勝を含む重賞5勝)など複数の重賞勝ち馬を輩出。
2年目産駒からもソールオリエンス(皐月賞-G1、京成杯-G3)などを出し評価は一転。
勝ち上がり率も高く、いまや次代のリーディングサイアー候補の最右翼に数えられるまでになっている。

上記以外の代表産駒にガイアフォース(セントライト記念-G2)、スキルヴィング(青葉賞-G2)など。

ウェルアウェイ22は4世代目の産駒。

2022年JRA総合リーディング14位。2歳リーディング17位。

2023年種付け料:1000万円(受胎確認後・フリーリターン特約付)。※前年から500万円UP
2021年種付け頭数102頭。2022年種付け頭数177頭。

馬名の意味は「冠名+父名の一部」。

母・ウェルアウェイ

2010年生まれの独国産馬。父Monsun、母Wells Present、母の父Cadeaux Genereux。

母Wells Presentは独4戦2勝。大ホッペガルテン3歳牝馬賞-L勝ち、ヴァルターJヤコブス牝馬賞-G3・3着などの実績がある。
Whispered Secret(ラドブロークストロフィー-英障害G3。平地でもリステッド勝ち、重賞2着)の半妹、Whispering Hills(JSチャンピオンスタンダードOP-英障害G2・3着)の半姉。
繁殖としてはWell Timed(ディアナ賞(独オークス)-独G1、ディアナトライアル-独G2)を産んでいる。

ウェルアウェイ自身は独7戦1勝。特筆すべき競走実績はない。
繁殖としては、輸入前にアイルランドで産んだWell And Trulyがブラックタイプとなっている(ロンシャン芝2100mの3歳牝馬限定リステッド競走・メリザンド賞で勝ち馬から1馬身1/4差の3着)。

ウェルアウェイ22は第5仔(日本で産んだ仔としては2頭目)。

馬名は、そのままの意味としては「進行して、はかどって」などですが、スラング的に「酔っぱらっている」ことを表現する言葉であるようです。
なお、ボトムラインは曾祖母Whakilyricからウェルアウェイまで4代続けて馬名の頭文字がW。

生産牧場・田端牧場

2022年JRAリーディング389位。

年間生産頭数は5~7頭くらい。

主な生産馬はアドマイヤゴールド(エーデルワイス賞-Jpn3)、サンマルデューク(ポルックスS、師走S)など。

調教師・大竹正博

獣医師資格を持つ、関東の中堅トレーナー。JRA元騎手・大崎 昭一氏の子息。

2022年JRAリーディング73位(関東に限れば25位)。
近年は年間20勝~25勝前後で安定しているが、今年(23年)は7月23日時点で既に19勝、リーディング22位と好調。

代表管理馬はブラストワンピース(有馬記念-G1など重賞5勝)、ルージュバック(毎日王冠-G2など重賞4勝)、ソーヴァリアント(チャレンジC-G3連覇)など。
YGG所属馬ではニジイロノコマやソルレオーネを管理していた。

騎手は菅原明良騎手や大野拓弥騎手などを中心に起用。

外厩は、日高の預託馬では主に松風馬事センターや吉澤ステーブルEASTなどを利用しているようですが、ウェルアウェイ22に関してはニジイロノコマ同様おそらく森本スティーブル美浦エリアになるのではと思われます。

測尺

馬体重422キロ・体高153.2センチ・胸囲173.3センチ・管囲20.0センチ(7月19日計測)

検査結果における要注意所見

ノド内視鏡検査=グレード2a(獣医所見では許容範囲内)

所感

・今をときめくキタサンブラック牡馬がこの価格
・半姉がブラックタイプ、叔母が独オークス馬

・母系の血統が重く見え、日本の馬場への適性に不安あり
・軽めとはいえ喘鳴症リスクあり

今回の募集ラインナップに彗星のごとく現れたキタサンブラック牡馬。発表されるまで何の前振りも無かったこともあって、既会員の注目を他馬から根こそぎかっさらっていったシンデレラボーイ。

以降はまず「この馬に出資するかしないか」というのが既会員の出資戦略組み立ての始点になっていったような印象すらあります。

まあキタサンブラック牡馬がこの価格で募集される機会はこれから少なくなる、というか皆無の可能性すらあるのでその流れも当然でしょうか。

まちかね太
まちかね太

さもありなん。

当初は母ウェルアウェイの繁殖能力に疑問を持つ向きも多く見受けられましたが、JBISの更新が追い付いていないだけでウェルアウェイ22の4歳上の半姉Well And Truly(父Teofilo)にはリステッド3着の実績があり、立派にブラックタイプです。

ウェルアウェイの仔で既走産駒は3頭。そのうち1頭がブラックタイプなら、繁殖実績としてはむしろ一般的に優秀と見做されるのではないでしょうか。

Well And Trulyのリステッド3着(21年6月)は未勝利・条件戦を連勝した勢いに乗っての挑戦で達成したもので、その直後の重賞挑戦(クロエ賞-仏G3)で8頭立ての6着に敗れて以降はリステッドを4戦して後ろから3頭目以上の着順に入ったことがなく、若干フロック的な匂いがすることは事実ですが、それはそれ。

まあ残る2頭の既走産駒は入着も遥か彼方という競走成績なので、安定した繁殖能力を持っているわけではないことは事実でしょうが、個人的には母の繁殖能力は少なくとも不安を持たれるようなものでは無いと判断します。

ただし、母系全体の血が重くて日本に合わないのではという懸念に関しては、それはそうかもねという感想にしかなりません。
1つ上の半姉ピカパンドーラ(父Saxon Warrior、大竹厩舎所属)は、JRA1戦して最下位という事実もあります。

ウェルアウェイ22の血統では父母父がサクラバクシンオー、母母父がCadeaux Genereuxという、競走実績・種牡馬実績ともに短距離の権化みたいな馬が3代前の種牡馬4頭のうちの2頭を占めていて、残る2頭もサンデーサイレンスとKonigsstuhl(ドイツ3冠馬、つまりヘンケルレネン(独2000ギニー。現在の名称はメールミュルヘンスレネン)も勝っている)で、その部分だけ見ればむしろスピード型にすら見えるので、相乗効果でどうにかならないかな~。

まちかね太
まちかね太

血統理論? 知らぬ!

まあ近親には欧州の障害戦で好成績を残している馬が結構いますので、もし平地でアレだった場合でもジャンパーとして花開いてくれる可能性はあるかもしれません。

他の不安点と言えば、やはりノドの検査でグレード2a判定が出ていることでしょうか。
とはいえこのレベルなら競走能力にほぼ影響はないという研究結果もあるようですし、獣医師所見も許容範囲内ということですから、現状のままなら気にする必要はないはず。

ただ、LH(喉頭片麻痺)はDDSP(軟口蓋背方変位)とは違い馬体の成長で良化することは無く、むしろ時間経過で悪化していく可能性があるという話ですし、いざ手術が必要となった場合に喉頭蓋エントラップメントなどより処置の難易度が高くなるという事ですので、リスクとして認識しておく必要はあるでしょう。

あとは……んー、調教師の大竹師ですが、自分のこれまでの大竹厩舎出資馬での管理方法を見る限り相当に慎重な方。
少しでも状態に不安を感じられれば大事をとって出走を遅らせていかれるので、なにか少し歯車が狂えば結果時間が無くなって……という展開はあり得るかも。

少しくらいの状態不安があっても機会があればガンガン使っていこうぜ、という方針の調教師(個人的イメージでは矢作師とか寺島師あたり)を好む出資者の方だとイライラが募る可能性はあります。
これも一応リスクとは言えるでしょうか?

……と、不安点を並べてみましたが、これらのリスクと期待値・価格を天秤に掛けて出資の是非を問われれば、私は

まちかね太
まちかね太

是である!

という結論になりましたし、自分ルールでの出資基準値にも達している馬なので、先行募集で一口応募します。

ノスタルジー的な話ですが、我が愛しのマチカネタンホイザが競走除外になった1994年のジャパンカップに兄弟で来日していたヨハンクアッツとエルナンドが近親にいるのも思い出加点ポイントです(四代母の仔なので近親というより遠戚くらいのものかもしれませんが)。

まちかね太
まちかね太

懐かしの鼻血騒動、
そしてその後の蜘蛛騒動よ……

最後に主観的なことを言えば、実は馬体写真や歩様動画をパッと見たときに特段惹かれるものはありませんでしたが、私は自分に相馬眼などないことはわかっているので、それが自身の出資判断に影響を与えることはありません。

「お前の相馬眼などやはりそんなものよ……!」とあざ笑われるような結果を出してくれることを期待しています!

まちかね太
まちかね太

……もし抽選落ちしたら、
草葉の陰から応援します……。

トレサンセール22

トレサンセール22
サトノダイヤモンド(種付け時 8歳)
トレサンセール(出産時 8歳)
母の父Rip Van Winkle
性別
誕生日3/5
生産牧場門別山際牧場
調教師稲垣幸雄
募集価格1540万円
遺伝子型CT型(中距離適性)

父・サトノダイヤモンド

2013年生まれの日本産馬。父ディープインパクト、母マルペンサ、母の父Orpen。

母マルペンサは亜18戦5勝。ヒルベルトレレナ大賞-亜G1などG1・3勝。Marsigliese(ディエゴホワイト賞-亜G3)の半妹で、La Costa Azul(亜1000ギニー-亜G1)の姪、Lac Azur(亜グランクリテリウム-亜G1)の従妹。
繁殖としては4頭しか産駒を残せなかったが、サトノダイヤモンドの他にもリナーテ(京王杯SC-G2・2着)、サトノジェネシス(JRA4戦3勝、種牡馬)が出ており非常に優秀。産駒唯一の未勝利馬だったマルケッサも自身の初仔としてドゥラエレーデ(ホープフルS-G1)を産んでいる

サトノダイヤモンド自身の競走成績は日仏18戦8勝。有馬記念-G1、菊花賞-G1など重賞6勝。

2歳11月にデビューし、翌年のきさらぎ賞-G3まで3連勝。主役の1頭として迎えた春のクラシックでは皐月賞3着、ダービー2着と僅かにタイトルに届かなかったが、秋に神戸新聞杯-G2から菊花賞-G1を連勝して最後の一冠を取り、勢いのまま臨んだ有馬記念でもキタサンブラックらを破って優勝。最優秀3歳牡馬に選ばれる。
4歳初戦の阪神大賞典-G2も勝利して挑んだ春の天皇賞ではキタサンブラックに屈して3着だったが、秋にはフランス遠征を敢行。しかし遠征初戦のフォワ賞-G2を5頭立ての4着に敗れると、本番の凱旋門賞-G1でも15着に大敗してしまう。
以降は精彩を欠いてしまい、5歳秋の京都大賞典-G2を勝ち星に加えるのが精いっぱいだった。
5歳12月の有馬記念(6着)を最後に引退、種牡馬入り。

2022年デビューの初年度産駒からサトノグランツ(京都新聞杯-G2)を出している。
現状では芝の中距離以上が産駒の主な活躍の場。

他の代表産駒にシンリョクカ(阪神JF-G1・2着)、ダイヤモンドハンズ(札幌2歳S-G3・3着)など。

トレサンセール22は3世代目の産駒。

2022年JRA2歳リーディング21位。

2023年種付け料:250万円(受胎確認後・フリーリターン特約付)。※前年から50万円DOWN
2021年種付け頭数134頭。2022年種付け頭数143頭。

馬名の意味は「冠名+宝石名。流星の形から連想」。

母・トレサンセール

2014年生まれの日本産馬。父Rip Van Winkle、母トレラピッド、母の父Anabaa Blue。

母トレラピッドは仏独日15戦2勝。
Tres Blue(ドーヴィル大賞-仏G2、リュー賞-仏G3)の全姉にしてTres Rock Danon(オレアンダーレネン-独G3など重賞3勝)、Tres Rock Glory(COUPE DES TROIS ANS-L)らの半姉。他にリステッド入着級の半妹が2頭いる。
自身もロワイヤリュー賞-仏G2・2着など重賞で2着3回3着2回の実績がある活躍馬。2008年に来日し、エリザベス女王杯に出走した(10着)。
繁殖としてはケヴィン(若駒S-L)、ハートオブアシティ(現役3勝)などを産み、現2歳のトレミニョンは先日新馬勝ち。孫世代にはPretty Tiger(ユジェーヌアダム賞-仏G2など重賞2勝)がいる。

トレサンセール自身は不出走。
現3歳以上の産駒は全て現役で、JRAでは初仔の5歳サザンナイツが3勝、第3仔の3歳トレブランシュが1勝。
第2仔トレメルヴェーユも公営で2勝している。

トレサンセール22は第5仔。

馬名の意味は「とても誠実(仏)」。
ボトムラインは曾祖母Tres Magnifiqueからトレサンセールまで4代続けて「Tres」から始まる馬名。

生産牧場・門別山際牧場

2022年JRAリーディング433位。

年間生産頭数は5~7頭くらい。

主な生産馬はオースミムーン(東京ハイジャンプ-JG2)、アーリーロブスト(京成杯-G3)など。

調教師・稲垣幸雄

2019年に開業した関東の新進トレーナー。日本獣医生命科学大学卒。

2022年JRAリーディング87位(関東に限れば32位)。
開業から2年間は年間勝ち星1ケタだったが、21年に15勝と初の2ケタ勝利。22年は18勝で初めてリーディング100位以内に入り、今年(23年)は7月23日時点で13勝・リーディング58位と、年々成績を上げてきている。

代表管理馬はナムラカメタロー(佐賀記念-Jpn3)、コンシリエーレ(オアシスS-L)、シルブロン(ダイヤモンドS-G3・3着)など。
YGG所属馬ではトレブランシュを管理中。

騎手は永野猛蔵騎手や三浦皇成騎手などを起用することが多い。

外厩は、トレサンセール22に関しては姉トレブランシュ同様に森本スティーブル美浦エリアになるのではと思われます。

測尺

馬体重424キロ・体高153.9センチ・胸囲178.0センチ・管囲20.5センチ(7月14日計測)

検査結果における要注意所見

レントゲン検査(前脚左内側種子骨=グレード3)
・左前球節=内側種子骨に透亮像がみられ、辺縁が不整(獣医師所見で要経過観察)。
・右後球節:外側種子骨の辺縁が不整。

所感

・堅実に勝ち馬を出す一族
・姉と同じ厩舎で血統的特徴への理解が期待できる

・父産駒の勝ち上がり率に不安
・要観察所見の出ている球節の状態

クラブでは馴染みの血統となったトレサンセールの仔。

オルフェーヴル産駒の半姉トレブランシュ・半兄トレベルオールらと現状でも同等の馬体重があり、順調に成長すれば馬格面で苦労している姉たちより大きな体でレースに向かうことが出来そうです。

まちかね太
まちかね太

少なくとも牡馬の
標準サイズ位にはなれるのでは。

パンフレットによれば、気性面でも姉たちより落ち着いているとのこと。オルフェ産駒の上2頭はだいぶクレイジーなレースをすることがありますが、このまま狂わずに行ってくれれば普通の競走馬になってくれるのではないでしょうか。

イメージ的には、彼女らよりも長兄サザンナイツに近い感じでしょうか。血統的に4分の3兄弟ですしね。

厩舎は姉トレブランシュと同じ稲垣厩舎。
個人の感想としては、慎重派だとは思いますが大竹師ほどには腰の重い感じはしません。
とはいえさすがにガンガン行こうぜ系とは程遠いのでそこは注意ですが、姉の使われ方に不満がない人なら問題なくお付き合いできるでしょう。

不安点は、サトノダイヤモンド産駒の勝ち上がり率が現状芳しくないこと。ただしトレサンセール22は牡馬なので、いくらか不安は緩和されます。
牝馬の勝ち上がり率はぶっちゃけ悲惨ですが、牡馬は水準級にはありますし重賞勝ち馬も出ていますので、そこまで気にする必要もないかもしれません。

ただし、サトノダイヤモンド産駒の傾向的にも母系の本来の傾向的にも距離適性は長めに出ると思われますので、必然活躍の時期は早めには来ないでしょうから、そこは覚悟が必要かも。

まちかね太
まちかね太

まあ見た目は長距離型にも
見えませんが……

また、脚のレントゲン検査では要観察所見が出ています。
牧場コメントではここまで健康に過ごして来れたようですので表立ってどうこうという事では無いようですが、いざ本格的に育成が始まってからチクチクしてくる可能性もあるので、獣医師コメント通り様子見したいところではありますが、結構人気しそうな馬なので早めに決断を迫られる事になりそう。

馬の見た目はウェルアウェイ22よりもむしろ好みですが、自分の出資基準値にわずかに届いていないこともありますので、今回は出資を見送ります。

もし2次募集の頃まで残口があって、かつ脚元に問題がなければ、その時のラインナップ次第でまた候補にするかもしれませんが、多分その時期まで残っていることはないでしょうかね。

まちかね太
まちかね太

無事なら期待できると思います。

ランウェイ22

ランウェイ22
エピファネイア(種付け時 11歳)
ランウェイ(出産時 10歳)
母の父キングカメハメハ
性別
誕生日4/17
生産牧場須崎牧場
調教師田島俊明
募集価格2310万円
遺伝子型TT型(長距離適性)

父・エピファネイア

2010年生まれの日本産馬。父シンボリクリスエス、母シーザリオ、母の父スペシャルウィーク。

母シーザリオは日米6戦5勝。オークス-G1、アメリカンオークス-G1を制した名牝。2005年の最優秀3歳牝馬・父内国産馬。キロフプリミエール(ラトガーズH-米G3)の娘。
競走馬としても優秀だったが繁殖としては更に最優クラスで、エピファネイアの他にリオンディーズ(朝日杯FS-G1)、サートゥルナーリア(皐月賞-G1、ホープフルS-G1など重賞4勝)、オープン馬のグローブシアター・ファーストフォリオ・ルペルカーリアなどを産み、孫の代からもオーソリティ(アルゼンチン共和国杯-G2連覇など重賞4勝)が出ている。

エピファネイアはシーザリオの3番仔で、日香首14戦6勝。ジャパンC-G1、菊花賞-G1など重賞4勝。

2歳10月にデビュー勝ちすると、そのまま3連勝でラジオNIKKEI杯2歳S-G3も制して重賞制覇。クラシックでの主役の1頭となったが、皐月賞・ダービーは共に勝ち馬から半馬身差の2着に惜敗した。
秋初戦の神戸新聞杯-G2を制して1番人気で臨んだ菊花賞を2着に5馬身差を付けて勝利し、G1初制覇。
古馬になってからは2000m戦を3連戦して善戦止まりだったが、距離を伸ばしたジャパンCで早め先頭から4馬身差圧勝劇を演じ、二つ目のG1タイトルを手にした。
翌年のドバイワールドカップ9着からの帰国後に左前脚繋靭帯炎を発症し引退、種牡馬入り。

2019年デビューの初年度産駒から牝馬三冠馬デアリングタクト、2年目産駒から牡馬二冠に加え天皇賞(秋)・有馬記念も制し年度代表馬となったエフフォーリアを輩出し、早々にトップ種牡馬としての評価を確立した。
他の主な活躍馬はサークルオブライフ(阪神JF-G1)、アリストテレス(アメリカJCC-G2)、イズジョーノキセキ(府中牝馬S-G2)など。

産駒は芝の中長距離戦を得意とし、ダートは苦手。
現時点での重賞勝ち馬は上記の馬たちを含む7頭のみであり、コンスタントに上級馬を出すわけではないが当たれば特大ホームランというRoberto父系の特徴が出ていると評されることもある(ただし重賞2・3着馬は20頭以上いる)。
また、2歳の早いうちから動けるが古馬になってからの成績に陰りが見られると指摘されているが、23年夏にジャスティンカフェ・セルバーグが古馬になってから初重賞制覇を達成しており、流れを変えつつある。今後評価を覆せるか注目。

2022年JRA総合リーディング9位。2歳リーディング2位。

ランウェイ22は6世代目の産駒。

2023年種付け料・1800万円(受胎確認後・フリーリターン特約付)。※前年から据え置き
2021年種付け頭数218頭。2022年種付け頭数163頭。

馬名の意味は「クリスマスから12日目にあたる1月6日「公現祭」(ギリシャ語)」

母・ランウェイ

2012年生まれの日本産馬。父キングカメハメハ、母ファーストナイト、母の父Sadler's Wells。

母ファーストナイトは米英仏5戦2勝。仏リステッドで2着の実績がある。
Balanchine(英オークス-英G1、愛オークス-愛G1)、Red Slippers(サンチャリオットS-英G2)、Romanov(ジョッキークラブS-英G2、ローズオブランカスターS-英G3)の半妹。
繁殖としてはモーニングフェイス(忘れな草賞)、ドリームライナー(JRA5勝、川崎マイラーズ3着)などを産んでいる。孫世代にムジカ(ローズS-G2・2着)など。

ランウェイ自身はJRA12戦3勝。最終クラスは1000万下(現2勝クラス)。
2歳11月にデビューし、3歳5月の4戦目で初勝利(京都・芝1400)。昇級後4戦目の4歳2月に2勝目を挙げた(小倉・芝1200)。その後1000万下級で3戦続けて完敗してから長い休養に入るも、1年後に休み明けで降級戦の500万下戦を勝利(京都・芝1600)。しかし、それが最後のレースに。
勝ち負けか完敗かというピンパー型の成績だったが、休み明けの方が走る傾向にあった。
繁殖としては、第2仔の現3歳アウフヘーベンがJRAで勝ち馬になっている。

ランウェイ22は第4仔。

馬名の意味は「ステージ」。

生産牧場・須崎牧場

2022年JRAリーディング57位。

2019年産以降は生産頭数がそれまでより増え、年間15~20頭くらいになっている。

主な生産馬はアルクトス(南部杯-Jpn1連覇など重賞級4勝)、エエヤン(ニュージーランドT-G2)など。

調教師・田島俊明

2009年に開業した関東の中堅トレーナー。

2022年JRAリーディング100位(関東に限れば40位)。
年間10~15勝前後で安定してしまっており、成績は停滞気味。まだ年間20勝を超えたことは無い。

代表管理馬はバウンシーチューン(フローラS-G2)、レイハリア(キーンランドC-G3、葵S-重賞)、テリオスベル(クイーン賞-Jpn3)など。現在のところ平地重賞を勝った管理馬は全て牝馬。
YGG所属馬ではバークエムを管理中。他にはラインオブフェイトやスターファイターを管理していた。

騎手は戸崎圭太騎手や松本大輝騎手などの起用が比較的多め。

外厩は、バークエムではセグチレーシングステーブルも使用していますが、ランウェイ22は森本スティーブル育成なので、外厩も森本スティーブル美浦エリアになるのではと思われますがどうでしょう。

測尺

馬体重429キロ・体高153.0センチ・胸囲177.0センチ・管囲20.0センチ(7月17日計測)

検査結果における要注意所見

なし

所感

・セレクトS出身のエピファ×キンカメ牝馬がお手頃価格で
・現状では馬格面にも健康面にも不安なく、素体の魅力が高い

・サンデークロスなし。サドラークロスあり。
・厩舎実績に一抹の不安

いわゆるデアタク配合のエピファ牝馬。昨夏のセレクトセールで税込み1650万円で落札されています。

落札直後からSNS上では話題となっており、今夏の募集馬の目玉として不動の地位に居たように思いますが、いざラインナップが正式発表されるとウェルアウェイ22の人気に喰われてしまい若干影が薄くなってしまったように思います。

しかし注目度が多少下がったところで馬が変わるわけでもなく、各種検査の結果も所見なしの健康体、測尺値も問題なし。
特に検査結果では募集馬のほとんどが程度の差はあれどなにかしらの瑕疵を抱えている中、所見なしのまっさら健康体は希少とすら言えます。

価格は今回の募集馬中最高値とはいえ父の現在の種付け料を考えればむしろ割安。

牧場コメントでは気性面にも問題なさそう。

自分的出資基準値も馬自体は楽々クリアしています……が、管理調教師が開業10年を経過した厩舎に個人的に求めている実績水準に届いていないので、出資は見送ります。

自分のルール的にこの判断になりましたが、田島厩舎はYGGとのお付き合いが深い方ですし、重賞勝ち馬は牝馬が多いです。

活躍してもなんら不思議はないとも思っています。

まちかね太
まちかね太

むしろ厩舎の代表馬になったりして。

ブルーボサノヴァ22

ブルーボサノヴァ22
サンダースノー(種付け時 7歳)
ブルーボサノヴァ(出産時 11歳)
母の父パイロ
性別
誕生日3/16
生産牧場マリオステーブル
調教師和田雄二
募集価格1430万円
遺伝子型CC型(短距離適性)

父・サンダースノー

2014年生まれの愛国産馬。父Helmet、母Eastern Joy、母の父Dubai Destination。

母Eastern Joyは仏4戦1勝。サンチャリオットS(当時G2)勝ち馬Red Slippersの娘で、ディアヌ賞(仏オークス)-G1勝ち馬West Windの半妹。英愛オークス馬Balanchineの姪でもある。
繁殖としてかなり優秀で、サンダースノーの他にIhtimal(メイヒルS-英G2など重賞3勝)、First Victory(オーソーシャープS-英G3)、Eastern World(マハブアルシマール-首G3)、Always Smile(リステッド勝ち、サンチャリオットS-英G1・2着)、Winter Lightning(リステッド勝ち)と多数の上級馬を産んでいる。

サンダースノー自身は英愛仏米首24戦8勝。ドバイワールドC-首G1連覇などG1・4勝を含む重賞7勝。

英国でデビューし、2歳時はクリテリウム国際-仏G1など6戦2勝。
3歳時はUAE2000ギニー-首G3、UAEダービー-首G2を連勝してアメリカへ遠征するも、ケンタッキーダービーでは競走中止。その後欧州へ戻ってジャンプラ賞-仏G1を勝利するなど8戦3勝。
4歳時は年初からドバイで4連戦し、ドバイワールドカップを5馬身差で圧勝。秋には再度アメリカ遠征しBCクラシックで3着するなど7戦3勝。
5歳時は叩き2戦目で迎えたドバイWCをハナ差で制し、史上初の連覇達成。その次走、アメリカのメトロポリタンH-G1・3着が最後のレースとなり、この年は3戦1勝。

その後は日本のダーレージャパンスタリオンコンプレックスで種牡馬入りすることになり、世界を駆け巡る旅の終わりに6ヵ国目の来訪地として日本にやってきた。

ブルーボサノヴァ22は2世代目の産駒。

2023年種付け料250万円(産駒誕生後)。※前年から据え置き
2021年種付け頭数160頭。2022年種付け頭数124頭。

母・ブルーボサノヴァ

2011年生まれの日本産馬。父パイロ、母トーヨーサンバ、母の父ティンバーカントリー。

母トーヨーサンバはJRA13戦2勝(交流競走2戦含む)。最終クラスは1600万下(現3勝クラス)。関東オークス-Jpn3・2着、北海道3歳優駿-Jpn3・3着などの実績がある。
トーヨーリファール(ニュージーランドT-G2など重賞3勝)、Mekong(愛ナショナルS-愛G1・3着)の半妹。
繁殖としてはブルーボサノヴァの他にオリオンザムーン(JRA3勝)、アタゴオーラ(肥後の国GP・2着)などコンスタントに勝ち馬を送り出したが、産駒に中央オープン級の馬はいない。

ブルーボサノヴァ自身はJRA42戦3勝。最終クラスは1000万下(現2勝クラス)。現役時はYGGの前身・ブルーインベスターズ所属。
2歳10月にデビューし、いきなり勝利(東京・ダ1400)。その後は暫くトンネルに入るが、3歳10月に2勝目(新潟・ダ1800)。1000万下級では苦戦が続いたが、4歳夏に降級した後の10月に500万下戦を再び勝利した(東京・ダ1600)。その後、1000万下再昇級初戦では3着したものの、以降はあわよくば掲示板という感じでまた苦戦続きの日々となったが、7歳2月の最終戦までコンスタントに出走を重ねた。
およそ4年半の競走生活の中で、出走間隔が半年以上あったことは一度も無かった(最長の休養は約5ヵ月(5歳7月~12月)が一度あるだけ)。
繁殖としては、初仔の現4歳ミニョンルミエール(YGG所属)がJRAで勝ち馬になっている。

ブルーボサノヴァ22は第3仔。

馬名の意味は「冠名+ブラジル音楽の一つ。母名より連想」。

生産牧場・マリオステーブル

2022年JRAリーディング302位。

2019年産までは小規模生産牧場だったが以降規模を拡大し、22年産馬は30頭を超えている。

主な生産馬はケンホファヴァルト(京都ジャンプS-JG3)など。

調教師・和田雄二

2013年に開業した関東のトレーナー。日本大学獣医学部畜産学科卒。

2022年JRAリーディング140位(関東に限れば60位)。
年間10勝前後の軛から抜け出せず、成績的には苦戦中。まだ年間20勝を超えたことは無い。

代表管理馬はオールパルフェ(デイリー杯2歳S-G2)、ウインアグライア(若駒S-L)、ベルウッドブラボー(ダリア賞-OP)など。現在のところオープン級の勝利は全て3歳前半までの世代限定戦。
YGG所属馬ではミニョンルミエールを管理中。ブルーボサノヴァ現役時の管理厩舎でもある。

騎手は柴田大知騎手やミルコ・デムーロ騎手などの起用が比較的多め。最近は佐々木大輔騎手もよく起用。

外厩は、ブルーボサノヴァ22も姉ミニョンルミエール同様森本スティーブル美浦エリアになるのではと思われます。

測尺

馬体重468キロ・体高151.8センチ・胸囲176.5センチ・管囲20.0センチ(7月13・14日計測)

検査結果における要注意所見

レントゲン検査
・左飛節、右飛節:脛骨中間稜に離断性骨軟骨症(OCD)※23年7月19日に両飛節のOCD除去手術実施
・右前球節:内側種子骨にやや太め(幅2mm以下)の線状陰影(獣医師所見では許容範囲内)

所感

・サイズ充分。ダートもおまかせ
・調教師は母、姉を管理。血統的特徴への理解が期待できる

・厩舎実績ははっきり不安

私は栗毛スキーでムキムキ系も好きなので、見た目はかなり好み。

今年デビューのサンダースノー初年度産駒にまだ目立つ馬は出ていませんが、さすがに今の時点で成功失敗云々言うのは早計に過ぎます。

また、飛節のOCD除去手術を行ったばかりのようですが、ほぼ競走能力に影響しないと言われる手術なのでマイナス点には当たらないでしょう。

なんにせよ、この馬も個人的出資基準値に到達していますが、管理調教師が開業5年を経過した厩舎に求め(以下略)出資は見送ります。

とはいえ調教師サイドが血統を知る強みを生かせれば、母と同等以上の働きを見せてくれてもなんらおかしくないはず。

父はタフに世界を駆け巡った馬ですし、母は40戦以上を戦った馬。元気に日本津々浦々を駆け回るようなタフな馬になれたら良いなと思います。

まちかね太
まちかね太

調教師さんの快気祝いにもなれれば。

最後に

というわけで、今回の募集に関する感想はここまで。

まちかね太
まちかね太

駄文にお付き合いいただき
ありがとうございました!

結果的に今回はウェルアウェイ1頭のみの応募となりましたが、巷の様子を窺う限り一番人気は免れ得ない様子。

ラインナップ発表当初の過熱状態から、馬体写真や歩様動画の公開、検査結果の公表などを経て随分と落ち着いた状況になっていたように感じていたので、もしかすると無風当選あるいは口数調整(私は一口なので実質的に影響なし)で終わるかな~と楽観視していたのですが……。

先行募集直前にクラブが発表したキャンペーン施策により風向きが一気に変わり、それまで様子見だったり消極的だった方たちも続々と票を投じておられるような印象です。

まちかね太
まちかね太

抽選待ったなし?

まあ落選したら縁がなかったという事で仕方ありません。

当落かかわらず2次募集のラインナップが出るまではもう動くつもりはありませんので、座して結果を待ちます。

まちかね太
まちかね太

皆様にもご縁がありますように!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。

(記事中の写真・公式情報はYGGオーナーズクラブ様公式HPより許可を頂き掲載しております。)

※当記事はあくまで個人の感想であり、特定のファンドへの出資を推奨または制止するものではありません。
また、記事中のデータは執筆時点での正確なものを掲載するように努めてはおりますが、誤認や勘違いによるミスはあるかと思われます。
もしご利用される場合は必ずご自身で情報を精査された上で、自己責任でお願い致します。


-YGGオーナーズクラブ, 一口馬主
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