こんにちは、まちかね太です。
11月6日の福島12レース・3歳以上1勝クラス(芝1200)に、広尾サラブレッド俱楽部での出資馬アリシアンが出走しました。
7月16日に同コースで行われた牝馬限定戦で2着同着とし、「次こそは」となったのも束の間、戦前に軽く発症していた挫跖の症状が再発してしまい頓挫。
なんというかもう、相変わらずの不運っぷりであります。
祓いぃ~たまえぇぇ~~
その影響でここまで間が空きましたが、今では脚元に問題は無く、仕上がり状態も悪くは無さそう。
今回は牡馬混合戦となりますが、改めて期待です。
春は不運続きでしたが、この頓挫を厄払いとして運気がリセットされていることを願って。
今日からはラッキーガール!
……になれますように。
いずれにせよ、まともに走れればこのクラスでは力上位のはず。
以下、頓挫明けでも大きな期待を持って見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・アリシアン
アリシアン
(牝3・エピファネイア×ベネディーレ by クロフネ)
美浦・加藤征弘厩舎

ここまでの戦績:8戦1勝(1・1・0・2・1・3)
前走:7月16日・3歳以上1勝クラス(牝馬限定)(福島・芝1200)2着(→レース記事はこちら)中15週
レースまでの状況
7月16日の前走で2着に惜敗した直後から、右前の蹄に挫跖の症状が再発。
鉄橋蹄鉄を装着するなど対策を施されはしましたが、騎乗調教をすると馬が痛がってしまうという事で、しばらく治療に専念することに決定。7月27日にリバティホースナヴィゲイトへ放牧に出ました。
幸いにもその後の回復は順調で、おおよそ1ヵ月ほどで挫跖の影響は概ね無くなり、9月からは少しずつ通常の調教メニューに復帰。
天候不良で軽め調整になる事も何度かあったようですが、状態は徐々に良化していきました。
10月4日の近況更新で、調教師が来場して「来月の福島開催を目指したい」という方針が示されたと発表。
ということは
1200継続かあ……
復帰の目途が立ったことには安堵しましたが、同時にその内容にはちょっとガッカリ。
私はアリシアンが純正スプリンターだとは思っていないのですが、福島という事は確定的に1200を使う事になるでしょうからね。流石にいきなり1800以上を使う事はないでしょうから。
とは言っても1200の現級(かつ同コース)でも前走実際に勝ち負けしたしたわけで、断固反対というほどでもありません。
決まったのならいい結果が出ることを祈るのみ。
その後10月14日に美浦に帰厩し、以降あまり強い調教を課されてはいませんが進捗は順調。
正式に福島1週目の1200平場戦(5日と6日に一鞍ずつ編成されていました)に松本大輝騎手騎乗で向かう事が決まりました。
松本騎手(栗東・森厩舎所属)はこの週から2週間美浦留学に入り、その間は加藤厩舎にお世話になるという事なので、そのつながりでの決定でしょう。
個人的には、松本騎手にはYGGの出資馬ミーナティエルナのデビューから2戦続けての騎乗で共に出遅れからの直線詰まりコンボを披露されたことであまり相性がいいとは思っていませんが、今年既に30勝を挙げている上昇機運の若手の力でアリシアンの不運を吹き飛ばしてほしいところ。
それからも順調に進み、迎えたレース当週。最終的に出走することになったのは6日の最終レース。
5日には同条件の特別戦もありましたが登録すらしなかったのは、1キロとはいえ減量がある松本騎手のアドバンテージを活かす為でしょうか。
出走頭数はフルゲートの16頭。除外馬も出ましたが、出走間隔のあるアリシアンには今回関係ありません。
ライバルにはこのクラスで複数回好走した馬も多いですが、直近のレースで崩れている馬が多く、なかなかの混戦模様。
アリシアンはメンバー中唯一の前走複勝圏内の馬であり当然最有力馬の一角ですが、頓挫明けでの4ヵ月ぶりですので絶対の自信があるとは流石に言えません。
もちろん期待はしていますが!
他の人気サイドもテーオースパロー(父ルーラーシップ)、ポメランチェ(父キングカメハメハ)、フラッシュアーク(父エイシンフラッシュ)、エナジーグラン(父ジャングルポケット)、アスターディゴン(父キズナ)など多数。
前述の通り前走などで崩れている馬が多いですが、コースを考えると逃げ馬のポメランチェが最も厄介な相手でしょうか(8枠に入ってしまいましたが)。
枠は5枠10番。
やや連対率が低めですが、偶数番でもありますし特段問題は無い枠でしょう。
松本騎手はコース経験が豊富なわけではありませんが、ここまでは無難なコース実績。
特にプラスもマイナスも感じられません。
エピファネイア産駒のコース実績は相変わらず壊滅的ですが、過去3年で産駒唯一の連対を記録したのは前走でのアリシアン自身なので、問題ないと思いたい。
まあデータ上のコース相性では特に強調できる点はないので、後はアリシアンの地力頼みという感じではあります。
とりあえず、開幕週とあって出遅れるとその時点でジ・エンドとなりかねないので、これまで何度かやらかしているスタートだけは気を付けて欲しい。
前目に行ければ
好勝負出来るやろ!
レース内容
グリーンチャンネルWEBでLIVE観戦。
12レース時点の福島競馬場の天候は晴れ、芝は良。
しかし、アクシデントはレース前に発生します。
直前の11レースで、松本騎手騎乗の馬が競走中止し、騎手は落馬。
12レース発走の10分前くらいに、アリシアンの鞍上は横山琉人騎手に変更されることが発表されたのです。
マジか……
当然これまでアリシアンのレースへの騎乗経験はありません。
松本騎手同様デビュー2年目の若手ですが今年成績を伸ばしてきており、まだ2キロ減が付くこともあってローカル場としてはなかなかいい騎手ではありますが、さすがにこの直前過ぎる変更では騎乗馬の情報を得るにも時間が無さ過ぎます。
アリシアンはレース前からかなりの不利を受けてしまったと見ていいでしょう。
なんたる不運……
そんなアリシアンは前走と変わらない486キロでパドックに登場。
しかし、かなりチャカつき気味。いつもの事と言えばいつもの事ではありますが、パドック時点では騎手情報が出ていなかった事もあって不安感が募ってしまいます。
騎手変更の都合で本場馬入場も遅れ、返し馬では引っかかるような素振りも見られました。
大丈夫かいな。
単勝人気は最終的に5.4倍の3番人気。
ゲートはすんなり準備が終わりましたが、大外の馬が入ってゲートが開くまでのわずかな間隙に、アリシアンと隣の9番ファタリテがゲート内でガチャついています。
大丈夫かいな……って、
あー!!
また不安になった時にゲートオープン。
アリシアン、案の定立ち遅れ気味のスタート!
鞍上横山琉騎手は手を動かして馬を促していますが周りが速く、アリシアンはあっという間に後方2~3番手の位置になってしまいます。
あかん……
初っ端から絶望に打ちひしがれている間に、レースはポメランチェとミエノベルルがハナ争いをする形で進んでいきます。
少し間を開けてフラッシュアーク、続いてアスターディゴン。その後ろに3頭ほどのグループが形成。
後方集団の中で徐々にポジションを上げていたアリシアンは、残り800m手前から上昇ペースを速めます。
お?
3コーナーあたりから前を行く3頭のグループが崩れてきた隙に、アリシアンは内側から彼らを続々とパス。
4コーナー手前では単独5番手にまで浮上します。
ミエノベルルが先頭で最終コーナーを回り、やや遅れて外から続くポメランチェ。アスターディゴンがその2頭のさらに外から覆いかぶさっていき、フラッシュアークは逆に最内を突く構え。
アリシアンはアスターディゴンの2馬身後方を追います。
鞍上の手が大きく動き始めますが、さあ伸びるか!?
くうう……っ!
伸びてはいる、伸びてはいるのですが、脚色が前を行くアスターディゴンと大して変わらない!
残り100m、内側の馬たちはまとめて躱せそうですが、アスターディゴンにはジリジリ差を詰めつつも追いつけそうにありません。
2着か残念、と思った最後の数十m、実はまだまだ油断大敵でした。
何!?
大外から一気に伸びる馬が2頭!
後方から強襲してきたエナジーグランと、それと併せる形になっていきなり伸びたシゲルオテンバがゴール寸前で凄い脚を披露。
彼らがアリシアンを一息に躱し去り、アスターディゴンに迫ったところでゴール。
ああ~~……
1着はギリギリ耐えたアスターディゴン、以下アタマ・アタマの差でエナジーグランとシゲルオテンバが続き、アリシアンは更に半馬身差の4着での入線となりました。
結果
3歳以上1勝クラス(福島・芝1200・良)
横山琉(52)馬体重486
4着(16頭・3人気)
所感
祓いぃ~たまえぇぇ~~
スタートで立ち遅れた割には見せ場もありましたし健闘したとは思いますが、期待に応えてくれたかと言うと、うーん……というのが正直なところ。
まあ急な騎手変更もありましたし、ガチャついている時にゲートを開けられてしまったので仕方ないとは思いますが、とりあえず運は無かった。
幸運の女神様もたまには
アリシアンの方を向いて
くれまへんか?
勝ち馬からの着差は0.1秒ですし、あとほんの少しなんですけどねえ。
あと少し運があれば……
騎手は道中で順位を一気に押し上げ、結果としてはそれが最後の一押しに欠けた原因だったかもしれませんが、それはあくまで結果論。
開き直って後方一気に賭けていたらエナジーグランのような走りが出来た可能性もありますが、私は雪うさぎ賞の時と同じような結果(このコースで出遅れ後方一気5着)に終わったのではないかと思います。
おそらく「前目に行け」という指示が出ていたのでしょうし、事前に情報のない騎手側としてはそれを出来る範囲で忠実に実行した結果ではないかと。
急遽のテン乗りで格好をつけてくれたので、文句を言う気はありません。
文句があるとしたら調教師サイドの方で、まずはゲートをもう少し練習した方がいいかも。
アリシアンは、出遅れなかった時も含めて毎度毎度ゲート内での挙動が怪しいですからね。
これからも短距離路線で行くつもりなら、なんとかしないとこの先厳しいでしょう。
陣営が短距離に拘るのは、気性面、そして実際に勝ったのが1200であるという事以外にも、実質1勝クラスのメンツだったアネモネSで先行して粘れず掲示板を外した事もあるのかもしれません。
が、距離が長すぎてどうにもならないという感じではなかったですし、1600くらいあればそれこそ多少出負けして後ろからになってもリカバリが効く可能性は1200よりは高いハズ。
ゲートがどうにもならないのならば、再度の距離延長も試してみて欲しいと思います。
今回掲示板は確保したことで優先権は得ましたから、向こう1ヵ月の間はレース選択はほぼ自由。
無事であることが大前提ですが、次走どういう条件を使ってくるかは注目したいと思います。
そしてどんな条件を使うとしても、次こそは勝利を!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様公式HPより許可を頂き掲載しております。)