こんにちは、まちかね太です。
6月29日の福島9レース・開成山特別(1勝C・芝2600)に、DMMバヌーシーでの出資馬レイデラルースが出走しました。
今年初戦の京成杯で無策の完敗を喫して以降は一度も掲示板に入れないままここまで来てしまいましたが、レース内容自体は徐々に良化傾向。
前走では出足鈍く序盤は後方でしたが、向こう正面で早めに2番手まで押し上げる積極的な競馬を展開。
結果としては直線での決め手勝負で後れを取り惜しくも掲示板を外したとはいえ、馬の強みを活かそうとしてくれたいい競馬でした。
今回はその時の鞍上津村騎手が継続。メンバーレベルも正直なところ低く、力を十全に発揮できれば好勝負出来てもおかしくはないはず。
そろそろ夜明けの時間を
迎えてもいいはず!
……と言うか、このメンツで好勝負出来ないようでは流石にちょっと困ります。
そういうわけで以下、この先に光を見出せる内容を期待して見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・レイデラルース
レイデラルース
(牡3・レイデオロ×カンデラ by ダイワメジャー)
美浦・手塚貴久厩舎
ここまでの戦績:7戦1勝(1・0・2・0・0・4)
前走:4月20日・新緑賞(1勝C)(東京・芝2300)6着(→レース記事はこちら)中9週
レースまでの状況
掲示板には僅かに及ばなかった(5着馬とクビ差)前走でしたが、陣営としてはレース内容自体は良かったという評価。
また「今後も芝でいい」「距離はもう少しあってもいい」ということで、メンタルの負荷も考慮し一度放牧を挟んでから、直線の短い福島開催の芝2600m戦を狙っていく方針がレース後すぐに示されました。
4月24日にノーザンファーム天栄へ。調整が順調なら6月29日の開成山特別、遅れる様なら7月21日の平場1勝クラス(どちらも芝2600)に向かうという具体的な予定も発表。
レースでのダメージはあまりなかったようで、外厩での乗り込みは順調に進捗。
前走前の外厩滞在時よりも負荷を上げながらもいい動きが出来ているそうで、評価は上々なようです。
そして6月4日に美浦へ帰厩。以後も順調に調整を重ねていきます。
口向きなどには変わらず難しい部分があり力む面も見られるものの、普段は以前より扱いやすく普通キャンターは乗りやすくなっているという評もあり、成長は見られる様子。
調子自体もかなり良さそうで、今までで一番状態がいいとも言われる中、予定通り開成山特別への出走が決まりました。
その出走メンバー全8頭を見渡せば……。
これは……!
ぶっちゃけメンバーレベルが低い!
前3走内で現級3着以内に入っているのはハギノカノア(父ロードカナロア)だけ。そしてその実績はダート戦でのものなので、芝に限れば現級で近走勝ち負けしている馬は1頭もいません。
人気サイドになりそうなのは前走未勝利勝ちのハイランド(父バゴ)、2走前に未勝利勝ちしたホワイトビーチ(父ホークビル)やニシノザイホウ(父シルバーステート)など。
近走不振とはいえ2歳時に葉牡丹賞3着の実績を持つレイデラルースも、人気の一角に推されそうです。
葉牡丹賞で戦った馬たちを考えれば、レイデラルースはここでは格上とすら言っても過言ではありません(クビ差先着されたマイネルフランツはその後1勝クラスで2着2回、クビ差先着したコスモブッドレアはその後重賞入着2回)。
これはやれるぞ!
むしろここでやれずにどこでやれると言うのか。
……まあライバル陣営も皆同じことを思っているとは思いますが、それは置いといて。
枠は7枠7番。好走率としては若干低めな枠ですが、少頭数ですし気にするほどでもないか。
スタートがあまり良くは無い馬なので、少頭数の外枠というのはむしろ好材料かもしれません。
津村騎手の過去3年コース実績は(試行数が少ないとはいえ)良好。
レイデオロ産駒はこのコース出走歴なし。
ということで、コース相性データ上も特に不安点は無し。
距離が未知数ではありますが、それさえこなしてスムーズに運びさえすれば……!
やってやろうぜ~!
レース内容
梅雨入りして豪雨に見舞われる地域も目立った一週間でしたが、幸いにも当日9レース時点の福島競馬場は晴、芝は良。
レイデラルースは前走と同じく486キロでパドックに登場。パドックではパシュファイヤーを装着していましたがイレコミなども見られず、力を発揮するに不足は無さそうです。
単勝オッズは最終的にはホワイトビーチが2.4倍で1番人気に支持され、以下ハイラント(3.4倍)、レイデラルース(3.8倍)、ニシノザイホウ(8.1倍)、ハギノカノア(9.8倍)と続きました。
8頭中5頭が10倍以下で、予想通り混戦の様相を示しています。
パドック後、本場馬入場以降もトラブルなく進み、枠入りも順調。大外ハイラントが最後にゲートに向かって準備完了。
ゲートオープン!
おお!?
レイデラルース、横並びの他馬よりアタマ一つ前に出ているように見える望外の好スタート!
内側からヤマニンアラクリア、ニシノザイホウ、ホワイトビーチが前に行く構えを見せるとそれらはすんなり見送りましたが、楽に前目の位置を確保することに成功しました。
このまま好位からレースを進めて行くのかと思いきや、若干掛かり気味な様子を見せてホワイトビーチを外から抜いて行くと、最初の3~4コーナーではそのまま上昇。
ヤマニンアラクリアとニシノザイホウも交わして一気に先頭に立ち、ホームストレートへ入ります。
後続との差は1馬身程度。
悪くない流れ!
最初の1000mは62秒程度のゆったりペースで通過。それでも1コーナーに入る頃には後続との差は3馬身ほどに広がっています。
そしてコーナーを先頭で回って行くレイデラルース。後続に積極的についてこようとする様子は無く、差は5馬身まで開いて向こう正面へ。
おおー!?
或いはこのまま大逃げ展開突入かとも思われましたがそれ以上大きく開いていくことは無く、逆に3コーナー手前になると後続が一気に差を詰め始めてきます、
3角を通過して残り600、グーッと迫ってきたホワイトビーチとヤマニンアラクリアがあっという間にレイデラルースの1馬身後ろまで肉迫。
ホワイトビーチは更にそのまま外からレイデラルースに並びかけていく構え。
もうすぐ4角を回り切ろうかというところで差は半馬身、そして更に……!
イヤ~やめて~!!
しかしホワイトビーチは容赦なくレイデラルースに馬体を併せ、2頭が並んで直線へ!
ここまでかあ!?
これはもう抜かれるのは時間の問題。あとはここからどこまで上位に粘れるか、と勝利については諦めの境地に。
だがしかし!
おお!?
レイデラルース、止まらない抜かせない!
ほぼ並走して迎えた残り200標識、ここでレイデラルースは逆にホワイトビーチをジリジリ突き放しにかかる!
マジか!?
残り150、ホワイトビーチとの差は1馬身まで開いた!
脚色から再逆転の目は無さそう!
勝てるぞ!!
うおおおーー!!
レイデラルース、勝利へ向けて一直線に突き進む!
後方からはハイラントが上がってきた!
ゴールが近づくにつれ冴える末脚でドっと襲来、ホワイトビーチを一気に交わす!
しかしその時には、ホワイトビーチの1馬身半前にいたレイデラルースは既にゴール目前!
よっしゃあァーー!!
レイデラルース、余裕を持ってゴールイン!!
優勝はレイデラルース!
1馬身差の2着にハイラント、更に1馬身1/4差の3着にホワイトビーチでの決着となりました。
結果
開成山特別(1勝C)
(福島・芝2600・良)
津村(54)馬体重486
1着(8頭・3人気)
所感
これは津村様様!
これまで散々この馬の特性として言われてきた「キレないがバテない」を体現するような内容での見事な勝利。
津村騎手の騎乗が馬の強みを活かし切ってくれるものだったからこその結果だっと言えるのではないでしょうか。
大感謝!
そして芝の長距離戦が合うと判断してここに向かってくれた手塚師のマネジメントあっての勝利でもあります。
師はじめ厩舎スタッフの皆様、外厩関係者の皆様、そしてクラブ関係者の皆様、ありがとうございました!
もちろん、全ては後続に迫られてからなお二枚腰を発揮して逆に突き放したレイデラルースの勝負根性あってのもの。
メンバーレベルは低かったとは思いますが、勝てるチャンスをきっちり掴み取り、勝つべき時に勝ち切れたのは今後に大きく資することになるでしょう。
頑張ってくれてありがとう!
今回の結果で陣営はレイデラルースの特性について、より確信を持った様子。
「瞬発力が必要な条件では辛いが、しぶとさを活かせる条件なら今後も頑張れる」との思いを強くしているようです。
この後については状態次第という事で何も決まっていませんが、長距離戦を勝ったという事でどうしても思いは秋の京都に向かってしまいますね。
まあ現状では戦前に低レベルと言われた1勝クラス戦を制しただけではあるので、あまり鼻息を荒くするのもどうかとも思いますが、この後の2勝クラス(以上)でのレースぶり如何では現実的な目標にも成り得るでしょう。
新潟があまり向いていなさそうという事があるので、菊を視界に入れるのなら次走がなかなか難しくもなるのですが……。
中一週で福島芝2600の2勝クラス戦がありますがあまり現実的では無いでしょう。
騎手からはローカル向きと言われているようなので、ちょうどいいローテという事では8月の札幌2600戦などもありますが、北海道帰り組は肝心の菊での成績が良くない。
個人的には例年9月の中山開催で行われる2500mの2勝クラス戦・九十九里特別に向かってほしい気持ちが大きいです(まだ番組が出ていないので今年実施されるかどうかはわかりませんが)。
目指せデルタブルース!
まあ「いずれはダート」という話もまた出てきているようですし、菊花賞路線を目指さない場合も含め、次走がどこであってもその判断は支持するつもりです。
よく考えれば出資した時点ではこの馬がステイヤータイプとは思っていませんでしたし、ダート馬なのはあり得るとは思ってましたが短距離寄りだと考えていましたから、現時点で既にだいぶ想定外ですしね。
これだから競馬は面白い!
ともあれ、レイデラルースは今年に入ってからずっと夜闇の中を歩いているような結果が続いていましたが、この勝利でようやく朝の光を迎えることが出来ました。
この先も明るい世界を進んで、面白い競馬を長く見せ続けてくれることを期待しています!
光の王に誉れあれ!
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(DMMバヌーシー様にはブログ運営の通知を行い認知を得ております。公式HPの写真等は使用しておりません)