ワラウカド 一口馬主

セルフエスティーム、早くも調教再開(ワラウカド出資馬週報)

セルフエスティーム、早くも調教再開

2022年2月21日から2月27日までのワラウカド出資馬の週報です。

出資馬に大きな動きはありませんでしたが、DDSP手術後経過良好につき療養期間を設けずに早々に外厩調整に出ていたセルフエスティームが、早くも外厩の坂路入り。
復帰への第一歩を踏み出しました。

ミレーレはもう少し時間が掛かりそう。インアスピンも次走まではちょっと開きそうですね。マテウスの状況は変わらず。

出資馬以外のクラブ馬では、当週に定年引退を迎えた藤澤和雄厩舎に所属している障害馬2頭・ルヴォルグとゼノヴァースが、ワラウカドのオープン級初勝利を目指して、共に小倉の春麗ジャンプSに挑んでいます。

2/21~2/27の出走馬

期間中の出資馬の出走はありません。

2/21~2/27の出資馬たちの近況

公式HPで出資馬の近況が更新されています。
以下、各馬の現況への所感です。

3歳馬

手術後に外厩に移動したセルフエスティームが順調に時計を出す一方、美浦入厩したミレーレはかなり慎重な立ち上げとなり、まだまだ時間が掛かりそう。
インアスピンには久々にまともな文量の更新がありました。

マテウス(栗東・昆貢厩舎)牡・未勝利

マテウス公式HP210416

ファンタストクラブ在厩。

馬房で静養中。510キロ。
熱発なども無く安静に過ごしているという事で、まずは一安心。

しかし、あと2か月程度はこの状況が続く事になりそうです。
馬もストレスが溜まるでしょうが頑張って欲しい。

なお、マテウスが大出遅れしながらも3着に突っ込んだ2戦目未勝利戦の勝ち馬ポッドボレットが2月26日のすみれS(L)を勝ち、クラシックに名乗りを上げました。
あの時出遅れていなければポッドボレットとももっと差のない競馬が出来ていた……かどうかはわかりませんが、あのレースの上位馬は2着馬と5着馬は既に勝ち上がり、4着馬も27日の未勝利戦でクビ差の2着と勝ち上がり間近。

マテウスも復帰さえ出来れば……!

まちかね太
まちかね太

逸っても仕方ないですがね。臥薪嘗胆、臥薪嘗胆……。

セルフエスティーム(栗東・寺島良厩舎)牝・未勝利

セルフエスティーム公式HP210423

宇治田原優駿ステーブル在厩。
500mハッキング、坂路を20-18-18程度の調教メニューを消化。

特に気になるところも見られないという事で、来週からは坂路15-15程度を始める予定という、ビックリするくらいの順調っぷり

DDSP(軟口蓋背方変異)の手術が終わってから、まだひと月も経っていないんですが。

飼い葉食いもいいという話なので、もうこの期間中についでに馬体も増やしといておくれやす。
出来れば20キロくらい。それだけあれば多少負荷のある調教でも無理なくこなしていけるでしょうから。

半姉のセラヴィーは馬体が小さすぎて苦労しましたからね……。

寺島調教師も確認に来られているという事なので、順調に進めば早期の栗東帰厩もあり得るかもしれませんね。

まちかね太
まちかね太

4月末か5月頭くらいにはレース復帰できると嬉しいです。

これが捕らぬ狸の皮算用にならない事を願って……。

ミレーレ(美浦・大竹正博厩舎)牝・未出走

ミレーレ公式HP210423

美浦在厩。
2月24日に坂路4F57.5 - 42.8 - 28.1 - 13.7 。

入厩からゲート試験と続いて疲労が溜まって来ているのでほぐしながら進めていくそうです。

この時計は美浦で初めて速めを行ったもので、あまり強く追ったわけではないようですね。
脚元に気を付けて行きたいので坂路調整をメインとしていくという事です。

確かに、入厩以来軽くでも時計を出しているのは今のところ坂路だけ(メインというか全部)ですね。
公式HPの情報ではありませんが、この後27日にも坂路2本を行い2本目で56.6-41.4-26.4-12.4の時計を出しているようです。

これが初めて美浦でまともな時計を出した調教という事になりますかね。
単純に追い本数が全然足りていないし、レースに出走するレベルまで行くにはあと時計2つは詰めて欲しい感じ。

まちかね太
まちかね太

ぶっちゃけまだまだ時間が掛かりそう。

先週は3月半ばから後半くらいにはデビュー出来るかも、という希望的観測を述べましたが、このペースだと無理っぽい

やっぱり脚元に明確な不安材料があるんでしょうか。
これまでの近況には具体的にどこか故障しているというような事は全然載っていないですけど、ファンタストクラブでもかなり長い間キャンター調整のみでしたし、美浦に来てからも調教師がいくらなんでも慎重すぎるように見えます。

入厩からゲート合格まではとんとん拍子だったので喜んでいたのですが、ぬか喜びだったかな。

まちかね太
まちかね太

まあこれくらいは覚悟の上です。

写真で膝が反っているように見えた上に募集時点で500キロを余裕で超える馬に出資している以上、有り得る未来として覚悟はしていた事。

もう遅れるのならそれはそれでいいので、一発回答できるくらいの状態にまで仕上げるのを優先してもらえればと。

まちかね太
まちかね太

期待しているのは変わってないのでヨロシクお願いしますよ!

インアスピン(栗東・四位洋文厩舎)牝・未勝利

インアスピン公式HP210423

吉澤ステーブルWEST在厩。
フラットワーク+坂路1本(ハロン17秒を上限)で調教。

かなり軽めの調教ですが、そのお陰か疲労感は取れてきているとの事。
が、2月6日のレースの疲労がここまで残っているという事は、かなり疲れやすいと言うより疲労が抜けにくいタイプの馬なのかもしれませんね。
今現在は活気が無いという風に取れるコメントもありますし。

また、馬格の割に体が細いとも言われており、これはファンタストクラブや宇治田原優駿ステーブルでも言及されていました。

ミレーレはともかくセルフエスティームよりはだいぶ大きな馬なのですが、飼い葉食いに問題があったり食べたものが身に付かないというような事を一番言われていたのはこの馬なので、なかなか難しい部分が多そう。

吉澤WESTさんは「少しずつペースを上げながら気持ちの面への刺激を与えていきたい」とおっしゃって下さっていますが、未勝利終了まであと6か月。
今から少しずつペースを上げていって果たしてどこまで……、とは正直思ってしまいますね。

まちかね太
まちかね太

うーん、結構崖っぷち?

まあ、今回はデビュー戦直後以来久々にマトモな文量の更新が読めたので、それでヨシとしておきましょう。

来週は希望が持てる更新になっているといいなあ。

2歳馬

みんなファンタストクラブ在厩。

大雪の影響で調教場が使えず火曜日全休、金曜日もダートコースでのキャンター調整に終始したようです。
ワラウカドのTwitterなんかを見てても雪の積もり方がエグかったので仕方ないですね。
大雪後の融雪事故も結構あるようなので、人馬ともに無事でありますように。

という事で今週は全馬同じメニューだった様なので、個別の感想はありません。

ヴェイルドイントリーグ20(栗東・藤原英昭厩舎)牡

ヴェイルドイントリーグワラウカド公式HP211112

アップワードスパイラル20(美浦・大竹正博厩舎)牡

アップワードスパイラルワラウカド公式HP220121

プリンセスプリンセス20(栗東・斎藤崇史厩舎)牡

プリンセスプリンセスワラウカド公式220121

ポウリナズラヴ20(栗東・吉岡辰弥厩舎)牝

ポウリナズラヴワラウカド公式220121

ボカイウヴァ20(美浦・林徹厩舎)牝

ボカイウヴァワラウカド公式220121

クラブの話題

2月12・13日に立て続けに障害未勝利戦を圧勝した藤澤和雄厩舎のディープインパクト産駒2頭・ルヴォルグとゼノヴァースが師の引退に合わせるかのように中1週で春麗ジャンプSに出走しオープン挑戦しましたが、それぞれ10着・5着と勝利を贈る事は出来ませんでした。

また、川崎所属のショウキが浦和のC2級に出走しましたが、こちらも8着に完敗しています。

藤澤ディープ2騎、連勝ならず

前走を圧勝した藤澤ディープ2騎、ルヴォルグ(騙6)ゼノヴァース(牡5)が、共に中一週で2月26日の小倉の障害オープン特別・春麗ジャンプS(芝3390)に登場。

巷では続戦を歓迎する声よりも、「今まで放置プレイだったくせに、最後だからって障害戦を短期間で連戦させるなんてふざけんな!」「自分の引退に合わせて使う、さすが馬優先主義(笑)」みたいな反発する意見の方が多かった気もします

まちかね太
まちかね太

正直気持ちはよくわかる。

が、出走が決まったからには馬は走るだけしか出来ません。

メンバーはなかなか強く、重賞上位常連のホッコーメヴィウスをはじめ、オープン複数勝利実績がある馬が数頭含まれていました。

そんな中、前走のタイムと勝ちっぷりが評価されたかルヴォルグは3番人気に推されます。
飛越に不安があるからか、ゼノヴァースは7番人気に留まりました。

ゲートが開くと、ゼノヴァースが完全に出遅れ。ルヴォルグは逆に少しおっつけていきましたがそこまで前へは行かず(行けず?)、6番手当たりの位置取りに。
出遅れたゼノヴァースはそのまま最後方近くを追走していましたが、すぐに位置取りを上げてルヴォルグと並び、しばらく2頭が併走してレースを進めます。

1週目の3角手前でルヴォルグが動き、一気に3番手の位置へ。ゼノヴァースは動かず、中位をキープ。

2週目の3角からペースアップが始まり、ルヴォルグは先頭集団4頭の中に入って競り合いますが、4角手前で手応えが悪くなり脱落。

結局全馬が潰れた先団4頭を直後から躱したマイネルヴァッサーが早々に抜け出す中、ルヴォルグと入れ替わるように上がって来たゼノヴァースが直線で2着争いに加わったものの、接戦の末2着馬からクビ・クビ・ハナ差の5着。
ルヴォルグは10着に沈みました。

今回はゼノヴァースの方が先着しましたが、やっぱり飛越には危なっかしい所があったように思います。平地力にモノを言わせた入着のような印象を受けました。
ルヴォルグは消耗戦みたいになった展開が向かなかったかな。

いずれにせよ、2頭ともにお疲れさまでしたという事で、まずは疲れを癒やしてもらいたいものです。

なお、ルヴォルグは美浦の和田正一郎厩舎、ゼノヴァースは栗東の小林真也厩舎に転厩となるようです。

ルヴォルグの転厩先は、言わずと知れた障害王者オジュウチョウサンの所属厩舎。
つまりこのまま障害で上を目指すという事なのでしょう。

一方、ゼノヴァースの方は2歳馬のオールアイキャンセイイズワウ20が所属予定となる新鋭厩舎。
進路は……どうするんでしょうね?

転厩先が、ワラウカド初のオープン馬でもある彼らをより輝かせてくれる事を祈っています。

ショウキは8着まで

2月21日の浦和C2二三(ダ1400)に、川崎所属のショウキ(牡4)が出走。
正直なところメンバーレベルは低く、2月3日の前走では12着、近10走で3・4着が各1度あるだけのショウキが5番人気(11頭)に推されました。

しかし、レースでは序盤からおっつけ通しでペースについていく事が出来ず、3角手前でムチが入る有様。
バテていた訳ではない様で、直線では内から3頭抜いたものの、8着に終わりました。

現状、あまり明るい材料が無い感じですが……。記事執筆時点で28日の川崎C2級のレースに連闘する事が決まっているので、少しでも上昇できるといいですね。

まちかね太
まちかね太

それでは今回はここまで。お読みいただき、おおきにありがとさんです。

(記事中の写真・公式情報はワラウカド様公式HPより許可を頂き掲載しております。)

次週の記事はこちら

ワラウカド週報2022年3月6日

先週の記事はこちら

ワラウカド週報2022年2月20日

他クラブ出資馬の同週週報はこちら↓

広尾TC

広尾TC週報2022年2月27日

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