2022年1月16日までの広尾サラブレッド俱楽部出資馬の週報です。
先週は出資馬の出走馬はありませんでしたが、みんな概ね順調に過ごしています。
先週(1/11~1/16)の出走馬
先週の出資馬の出走はありません。
出資馬たちの近況
公式HPで3歳馬、1歳馬の近況が更新されています。
以下、各馬の現況への所感です。
3歳馬
それぞれ概ね順調にメニューをこなしています。
ドグマ

チャンピオンヒルズ在厩。
周回コース、坂路調教を交えて順調に調整中。
外厩の調教では引っかかり通しという事はないようです。
予定通りなら先週末に栗東に帰厩しているはず。
結局次走に短めの距離を考えている旨が明言されました。
12月半ばの時点で年明け帰厩の予定を見てから、次走についての個人的予想としては1月29日中京の白梅賞(芝1600)を使うのが本線ではないかと考えていたんですけど、これだと前走のデイリー杯と同距離になるので可能性は低くなったかな。
ダートを使うとは言われていないので、そうなるとその次週2月5日小倉のかささぎ賞(芝1200)?
或いは2月12日の東京1勝C(芝1400)でしょうか。
場合によっては格上挑戦を継続して1月29日東京のクロッカスS(L)(芝1400)も有り得る?
個人的にはあんまり早期に距離を縮めて欲しくはなかったんですけど、そうと決まったなら否やはありません。
結果にさえ繋がってくれれば……!
どこを使うにせよ、まずはこのまま順調に行って欲しいですね。
タレントゥーサ

吉澤WEST在厩。
先週に引き続いての15-15調教のさなかに背腰が張ってしまい、インディバでケアする事に。
馬体重も420キロ台にまで落ちてしまい、調教メニューの組み直しを余儀なくされる模様。
体力が、体力が足りない……。
デビュー前の池江調教師の見立ては、(我ら出資者にとっては残念ながら)間違っていなかったようですね。
再び出走態勢に戻るまでは結構かかりそうです。
ウィンダミア

テンコーTC在厩。
1月4日に外厩に出され、6日から早速坂路調教を開始。
特に消耗している様子もないという事で、あまり緩めずにこのまま次に向けて準備を整えていくようです。
順調順調、良きかな良きかな。
アリシアン

1月9日に朱竹賞(1勝C)に出走し、4着。1月13日にリバティホースナヴィゲイトに放牧に出されました。
馬体に大きなダメージは無いとの事ですが、前走は不利もあったりとかなり厳しい形になったので、個人的には精神的なダメージの方が心配。
挟まれかけた上に、ムチでシバきまくられてたからね……。
とりあえずクラスには充分目途は立てられたと思うので、存分にリフレッシュを取ってくれることを望みます。
次走は3月の中山開催を予定しているとの事。3月12日の1勝C(芝1200)あたりかな?
アンジアン

栗東在厩。
順調に調教を積み重ねてはいるものの、やはり成長が遅いという事で調教師のコメントは歯切れが悪いですね。
1月13日のCW5Fでの追い切りでは、馬なり調教ではあるものの古馬1勝クラス(アナレンマ)に2.2先行して1.5遅れ。
馬体重も430キロしかなく、今後調教を強化して更にレースの為競馬場に輸送する事を考えると……。
うーん……。
一応2/20までの新馬戦実施期間内に間に合うように進めていきたいという事ではありますが……。
1歳馬
2021年産の現1歳馬。昨年の11月に募集された馬の中から、今のところ2頭に出資しています。
詳細はまたの機会に。
デプロマトウショウ21

桑田牧場生産の牝馬。父キズナ、牝系は古の名門ソシアルバターフライ系。
美浦の栗田厩舎所属予定。
パカパカファームで中期育成中。
ここのコメントが毎度面白いのですが、今までのコメントから考えるとこの馬は人間に対しては構ってもらいたがり、他の馬に対しては結構高飛車な女王様タイプのようですね。
今回のコメントもほのぼのしてて楽しかったです。
ストレスなく成長しているという事なんで、そのまま順調に大きくなってやー。
サンドクイーン21

桑田牧場の生産の牝馬。父は新種牡馬ブリックスアンドモルタル、牝系はトゥザ一族を輩出したフェアリードール系。
栗東の松永幹夫厩舎所属予定。
パカパカファームで中期育成中。
こちらは同期のデプロマトウショウ21と比べて冷静さを強調するようなコメントが並びますね。合理的で頭の良い馬という評もありました。
体も大きめで群れではリーダー格という事で、もちろんリップサービスもあるんでしょうがなかなか嬉しい話です。
大きい事はいい事! すくすく育っておくんなまし。
クラブの話題
先週は広尾TC全体として出走がありませんでしたが、各馬の次走予定などが出ています。
・クレッシェンドラヴ、AJCCへ向けて一応は順調
8歳を迎えたクレッシェンドラヴの次走はAJCC(G2)。
結局昨年は2走しかしておらず、予定通り出走が叶えば7月の七夕賞以来という事になりますね。
ライバルとしては、現状では菊花賞2着のオーソクレース、秋の天皇賞で穴人気したポタジェなどが出走を予定しているようです。
ハナズレジェンドやドゥオーモらクラブのベテランが次々と現役生活に別れを告げていますし、自身についても加齢の影響が取りざたされて陣営のトーンはなかなか上がってこないようですが、調子が悪いという訳ではなさそう。
広尾の老黄忠ここにありというところを見せて欲しいものです。
・サウジのレースにパンサラッサ・バスラットレオンが登録
2月26日にキングアブドゥルアジーズ競馬場で開催されるサウジカップ開催諸競走の登録馬が発表されました。
広尾の馬ではパンサラッサがネオムターフカップ(G3・芝2100)、バスラットレオンが1351ターフスプリント(G3・芝1351)に登録されています。
バスラットレオンは次走阪急杯と発表されていますし、パンサラッサにしても登録だけで行かないかなとは思います……というか、そもそも選出されるかどうかも怪しいですが。どっちも登録馬は150頭を超えるみたいですし。
ただ、マルシュロレーヌが引退レースにサウジカップを選んだ事で、矢作厩舎から誰かしら帯同馬が伴われる可能性は高いでしょうから、万が一選出されれば場合によっては白羽の矢が立つ可能性もゼロではないかも?
招待レースなら出資者の負担も少ないですし、もし自分の出資馬なら出て欲しいと思うでしょうね。
海外レースなんてそうそう出走できるものでも無いですし、G3とはいえ1着賞金は90万ドル。
ロマンと実利を兼ね備えた大冒険になりますから。
まあ、既に矢作厩舎所属のエントシャイデンが遠征の意思を示していますし、こちらは昨年のフォレ賞(仏G1)3着のレートから選出される確率は高いでしょうから、いずれにせよパンサラッサたちをワザワザ連れて行く必然性はありませんが。
でも、いつかは出てみたいものですね。
それでは今回はここまで。お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様公式HPより許可を頂き掲載しております。)
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