一口馬主 広尾サラブレッド俱楽部

ドンカルロ再募集&6月募集ラインアップ発表!

ドンカルロ再募集&6月募集ラインアップ発表!

こんにちは、まちかね太です。

広尾サラブレッド俱楽部で、募集に関する情報が立て続けに発表されました。

まず5月10日に、まさかの取り違え事件により一旦ファンド解散となっていたドンカルロについて、改めて近況・写真・動画などを公開。
再募集の申込受付開始予定日は5月21日(土)と発表されています。

また、5月13日には「2023・2024年2歳馬募集スケジュールについて」とのお知らせがリリースされ、1歳馬がステラリード21・ミスペンバリー21など5頭、当歳馬がキャッツアイ22の1頭、計6頭のラインアップが発表されました。

価格・厩舎・写真等の詳細は5月27日(金)夕方発表の予定。
募集開始は6月10日(金)午前11時からとの事です。

以下、それぞれについての現段階での感想です。

ドンカルロ再募集

ドンカルロ

(牡2・ドレフォン×レトロクラシック by ディープインパクト)
栗東・高柳大輔厩舎

ドンカルロ公式220509

まずはドンカルロの再募集の件から。

3月31日に公表された、まさかの馬の取り違え事件(詳細はこちら)。

その後、従前のファンドについてはいったん取り下げとなり、「実馬のコンディションの確認や準備が整い次第、改めまして最新の情報をご提示したうえでレトロクラシック’20の再募集を行う予定」とアナウンスされていましたが、この5月10日にそれらの情報が公開されました。

厩舎は変わらず高柳大輔厩舎のまま、価格は従前の半額となる1000万円での募集となるようです

まちかね太
まちかね太

お詫びのディスカウント価格?

なお、基本的には従前のファンド出資者優先となり、元ドンカルロに出資していた口数分は、希望すれば現ドンカルロに対しても確実に出資できるという事のようですね。

さて、肝心の馬についてですが、公開された写真を見る限りでは、確かに現ドンカルロと元ドンカルロはよく似た色合い。
仔馬の時ならもっと似通った感じではあったでしょうから、取り違えたのも已む無し……とは思いますが、募集前に個体確認をしっかりしていればその時点で挽回できるはずのミスなので、同情の余地が発生するという事は特にありません。

近況が発表されるまでは、この現ドンカルロが入厩直前か本州移動か何かで実馬確認をした際に取り違えが発覚したのではという推測を立てていましたが、近況を見るとむしろ元ドンカルロよりも進捗が遅いようです。

元ドンカルロよりは2~3か月ほど遅れている感じ。

入厩直前の状態から募集などにかかる時間を無意味に過ごすことになるよりは、普通に遅れ気味の方がいい……のか?

元ドンカルロは早いうちにデビューできそうな雰囲気もありましたが、現ドンカルロは少なくとも夏デビューは無理そうですね。
ただ、そこまで遅くなるような感じもしませんので、順調なら年内デビューは充分狙えるでしょう。

馬体は元ドンカルロの方が圧倒的に立派
現ドンカルロは5月12日測定の馬体重が452キロ。3月時点で488キロあった元ドンカルロと比べると、やはり小ぶり感は出てしまいます。

それでも、現ドンカルロも体高163、胸囲183、管囲20.0と測尺的には充分なサイズがある(2歳のこの時期の計測ですから育っているのは当たり前としても)ので、まだまだ大きくなる余地はある……ハズ。

とはいえ、総じて全体的な印象は残念ながら現ドンカルロは元ドンカルロよりも見劣るという結論になってしまいます(あくまで私見です)。

まちかね太
まちかね太

目元は現ドンカルロの方が優しそう。

ちなみに現ドンカルロのプラスビタール遺伝子検査の結果はCT型(元ドンカルロはCC型でした)だそうなので、ジオグリフ的な活躍を期待するなら現ドンカルロの方が目的に即しているかもしれません。

とまあ色々と現ドンカルロについてネガティブ寄りの事を並べ立ててはみましたが、私個人としては従前のファンド同様2口(1/1000)出資するつもりです。

私の出資基準ではこの馬は血統・厩舎などの基準値をクリアしNG項目もないので、実馬の印象がどうだろうと関係ないのです。

まちかね太
まちかね太

私に相馬眼などありまへんよって。

下手の考え休むに似たり。
無い相馬眼を凝らしてあーだこーだ考えても意味がなさそうですから。

それに栗毛だし。

出資馬から栗毛馬の数を減らしたくないので。

かなり期待していた元ドンカルロに現状の期待値では及ばないのは事実ですが、現ドンカルロも活躍してくれるといいなあ。

願わくば、大きなレースで元ドンカルロと競演出来んことを。

2023・2024年2歳馬募集(2022年夏募集)

広尾サラブレッド倶楽部の本募集と位置付けられる夏募集のラインアップが出ました。

例年は7月後半に募集開始だったと思うので、6月10日募集開始となる今年は1ヵ月以上巻いてますね。
何かあるんでしょうか?

バスラットレオンがちょうど7月後半に欧州遠征を予定しているので、マンパワーを分散できないとか?

まちかね太
まちかね太

まあ、事務手続きをしっかりしてくれればなんでもいいですけど。

募集馬は、リリース情報の順序通りに並べると以下の通り。

・2023年2歳募集馬(2021年産馬)

ステラリード21(牡・父レイデオロ)
ミスペンバリー21(牡・父キズナ)
セイリングホーム21(牡・父シュヴァルグラン)
パーフェクトラヴ21(牡・父サトノクラウン)
ラズベリータイム21(牝・父ダンカーク)

・2024年2歳募集馬(2022年産馬)

キャッツアイ22(牝・父タワーオブロンドン)

以上の6頭ですね。

1歳馬のメンツについては、21年産先行募集馬の考察(→広尾TC1歳(21年産)先行募集馬を考える)をした時にちょっと書いた募集馬予想の中に入れた馬ばかりなので、個人的には特にサプライズはありませんでした。

予想に入れていなかったのはラズベリータイム21だけですかね。
全姉の成績から募集は見送られるんじゃないかと思ったのですが、そんなことはなかったようです。

ただ、1歳募集馬がオール木村秀則牧場の馬なのは少し驚きです(当歳のキャッツアイ22は多分富菜牧場の生産馬でしょうが)。

元々夏募集は広尾・パングロス所有牝馬中心のラインアップになるのが常とはいえ、他牧場組が1頭も無しとは。

この世代の三嶋牧場提供馬はステラエージェント21だけなんですかね。

まちかね太
まちかね太

価格的には優に2頭分(下手すりゃ3頭分)くらいの存在感はありますが。

パングロス所有・パカパカファーム預託牝馬の子であるクエストフォーワンダー21・フォーエヴァーユアーズ21は秋募集に回るんでしょうか?
それともセール行き?

まちかね太
まちかね太

そのあたりは、また秋まで(もしくはセール開催まで)のお楽しみという事ですかね。

さて、メンツが決まったら次に気になるのは価格ですね。

私が広尾に入会してまだ日も浅いですが、年に3回募集があるので、このラインアップリリースも何度も目にしています。

記憶が確かならば、リリースプレスの順番はそのまま価格順に並んでいる場合が殆どだったと思うので、そうすると今年の最高値はステラリード21、続いてミスペンバリー21という事になります。

まちかね太
まちかね太

逆だと思ってたので、ちょっと想定外。

ミスペンバリー21の全兄ミスペンバリー19(アシタカ)が5000万円、父キズナを同じくするハイアーラヴ20(ボンドオブラヴ)が5700万円で募集されていることを考えると、半兄パンサラッサが海外G1を制した今、ミスペンバリー21の募集価格が6000万円を下回ることはあまり考えられません。

ボンドオブラヴも、9000万円募集のステラエージェント21も、即日ではなかったとはいえ募集開始から半年経たずに満口になっているので、血統馬の価格をディスカウントする理由がないのです。

従って、ミスペンバリー21より価格が上ならステラリード21も……。

まちかね太
まちかね太

うーん……。

半兄キングエルメスが重賞を獲ったとはいえ、5000万円いくかいかないかくらいだと思ってたんですけど、その価格ですら無理っぽい?

まちかね太
まちかね太

予算オーバーで出資候補から外さざるを得なさそうな予感……。

セイリングホーム21以下の3頭はそこそこお手頃価格になりそうな気はするので、昨年の夏募集のように上位2頭が高く、それ以外はお手頃という感じになるんでしょうかね。

上位2頭の高さのランクは跳ね上がるとは思いますが。

まあ5月27日になれば否応なくわかることですし、(覚悟しつつ)続報を待つと致しましょう。

まちかね太
まちかね太

それでは今回はここまで。お読みいただき、おおきにありがとさんです。

(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様公式HPより許可を頂き掲載しております。)





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