こんにちは、まちかね太です。
11月5日の東京6レース・メイクデビュー東京(2歳新馬)(芝2000)に、DMMバヌーシーでの出資馬モルトヴェローチェが出走しました。
荒い気性と一向に増量しない馬体を懸念され「心身ともに牝馬のよう」などと言われながらも、大きな頓挫もなくデビューの日を迎えることが出来ました。
先週デビューし2着に好走した育成時代の同輩・レジェンドシップに続け……と言いたいところですが、調教師サイドからは「適性がよくわからない」というコメントに加え、競馬新聞各紙では「動きが変わってこない。叩いてから」と、調教師のトーンは弱気一辺倒(公式HPのコメントではそこまで弱気すぎる感じではないのですが)。
相手にも強そうな馬がおり、冷静に考えれば厳しい戦いは必至という状況です。
まずは目指せ掲示板、という様相ですが、叩いてからという評価であっても早々に目途が立てられるような内容のあるレースをしてほしいところ。
もちろんあわよくば、との
思いも当然ありますが。
以下、淡い希望を持って見ていたレースのレポートです。
出走馬プロフィール・モルトヴェローチェ
モルトヴェローチェ
(牡2・モーリス×モルトフェリーチェ by ディープインパクト)
美浦・大竹正博厩舎
ここまでの戦績:初出走
レースまでの状況
2021年のセレクションセールで税込み2310万円で落札され、DMMバヌーシーの募集ラインナップに加わったのが本馬。
先週デビューしたオーヴァルブルーム同様、こちらも募集時点で既にあまり大きくはならなさそうな感じでしたが、セール時にコンサイナーさんに「うちから上場した馬の中ではこの馬が一番稼ぎそう」みたいな事を言われていたのをどっかで見た(記憶が確かなら……)事と、自分の出資基準はクリアした栗毛馬という事で出資。
栗毛は正義。
まあ正直なところ厩舎でちょっと躊躇した部分はあるのですが、外厩も山元トレセンを使ってもらえるという事で妥協しました(偉そうですが、今では厩舎への好感度もUPしていますので許しておくれやす)。
育成はファンタストクラブ内木村牧場で行われ、評価は常に高めでしたが我が強く乗り手を選ぶところがあるという事で、場長さん自らがこの馬を担当。
育成先が同じだったレジェンドシップと調教中に蹴り合おうとする微笑ましい(と言っていいのか?)姿や調教後に馬房でゴロゴロする可愛らしい姿を見せながら順調に成長し、7月初頭に札幌競馬場に入厩すると、早くも8日にはゲート試験に合格。
その後は木村牧場にいったん戻った後、8月末に山元トレセンに移動し、デビューに備えて馬体重を増やすミッションに着手。
ひと月ほどかけてある程度馬体が増えた事もあって、9月23日に美浦に入厩しました。
それからは馬体が漸減したり調教にイマイチ手応えがない感じのちょっと冴えない内容の近況が続いていましたが、体重が下げ止まり、調教でもある程度負荷をかけることが出来ただろうという事で、11月5日の東京芝2000m戦でデビューすることに決定。
相手が強そうな条件ではありますが、適性に手探り感が強い中でも長めの距離の方がいいだろうという判断です。
吉と出ますように……
それから無事に迎えたレース当週。目標の新馬戦は10頭立てとなり、無事に出馬確定。
頭数こそ控えめながらライバルはやはり揃っているようで、なかでもキラーアビリティの半弟ジェイパームス(父ジャスタウェイ)が新聞紙上でグリグリの大本命。
調教も良いようで、これは相当手強そう。
他ではロッカフラダンサー(父ハービンジャー)、関西から遠征してきたドゥヴァンスマン(父ハービンジャー)やゴールドプリンセス(父ゴールドアクター)などが上位の評価を受けており、モルトヴェローチェはタイセイラプソディやダノンワンナップらと共に上位に次ぐ一角崩し狙いグループという扱いのようです。
新聞紙上で調教師コメントが弱気ですし、最終追い切りが霧の中だったこともあって調教評価が割れているようなので、客観的には妥当ではあるか?
出資者としては
覆してほしいものですが。
枠順は7枠8番。
東京2000で外枠は……となりかけましたが、過去3年のデータでは連対率が多少低いくらいで他枠と好走率に大した差はありません。
今回は少頭数ですし、先週から芝コースでは全体的に外枠の馬が好走している傾向もあるので、そこまで気にしなくとも良さそう。
隣の7枠7番に断然人気のジェイパームスが入ったのも、その動きを見やすいという意味ではいいかもしれません。
ただし鞍上大野騎手はこのコースあまり得意とは言えず、出走メンバーの騎手中では過去3年勝率・連対率ともに最底辺クラス。
しかしそれを補って余りあるのがモーリス産駒のコース実績で、先週まで出走回数37回で10勝。
実に4度に1度以上の割合で勝利し、2着6回を加えると4割以上の確率で連対しているという、まさに庭状態。
父よりも母の父ディープインパクトに似ていると言われることが多かったモルトヴェローチェですが、都合よく父の血を発揮してくれたら激走も……。
夢見るのは自由!
ひとつでも上の着順を目指しておくれ。
レース内容
グリーンチャンネルWEBでLIVE観戦。
レース当日6レース時点の東京競馬場は晴れ、芝は良。
番組の映像が6レースのパドック映像に切り替わった時、引き気味にパドックの大半を収めたアングルの映像の中に、なんか後ろ脚で立ち上がっている栗毛の馬の姿が。
フワーオ!?
我らがモルトヴェローチェやんけー!!
これまでの近況更新を見る限りモルトヴェローチェは新しい環境に慣れるまで時間のかかるタイプで、今回初めての競馬場という舞台で平常心を保てるかどうかは危惧していたところではあるのですが、これは……。
もうダメじゃね?
見た瞬間諦めかけましたが、その後二人引きされたモルトヴェローチェは大人しく……は無いですが、無難に周回に参加。
馬体重は458キロと思ったよりあったのでそれも良かったですが、まずは無事にレース参加できそうなことに安堵。
最後には騎手も素直に乗せて地下馬道へ去っていきました。
始まる前から
心臓に悪い……。
なお、人気はジェイパームスが思った以上に一本被りとなり、単勝1.4倍と他を圧倒。
一時は他馬全て10倍以上という状況になりましたが、最終的にゴールドプリンセスだけが9.8倍と一桁圏内に割り込みました。
モルトヴェローチェはバヌーシーの皆さんの応援票もあったのかパドック前くらいまでは2番人気でしたが、締め切りが近づいてくると倍率が上がり、結局15.3倍の5番人気。
まあそれでもよく支持された方と言えるかもしれません。
その後、返し馬・輪乗りは特にトラブルもなく順調に進行し、新馬戦ながらゲート入りもスムーズ。
モルトヴェローチェもゴネたりせずアッサリゲートイン。
大外ウイニングライブもすんなりゲートに収まって、すぐにゲートオープン!
うむ!
カメラが正面からなのでややわかりづらいですが、モルトヴェローチェはまずまずのスタートを切った模様。
鞍上大野騎手は軽く手綱をしごいており、どうやら前目の位置取りを狙っている様子。
好スタートを切って前へ行こうとするロッカフラダンサー、ジェイパームスに外から並びかけようとしていきます。
お?
すぐに迎えた2コーナーに入るところでは、モルトヴェローチェが内の2頭に覆いかぶさるような形で一瞬先頭を奪おうかというような勢い。
しかし向こう正面に入るあたりではコーナーワークで内の2頭に有利を取られてしまい、3番手で順位が固まります。
そうなると大野騎手はそれ以上無理に競り掛けようとはせず、前の2頭を外から見る位置をキープ。
前の2頭はそれからも暫く牽制し合っていましたが、やがてロッカフラダンサーが前へ。ジェイパームスは外から半馬身ほどの差で2番手を追走。
モルトヴェローチェはその一馬身後ろを外から追走していますが、空いた内側にスルスルとドゥヴァンスマンとタイセイラプソディが上がってきて、この3頭で3番手集団を形成。
ゴールドプリンセスは更にその2~3馬身後ろの後方集団の中に居ます。
ペースはスローで、後ろの2頭を除く8頭が6馬身差くらいの中に納まる密集隊形のままレースは3コーナーへ。
4コーナーへ向けて徐々にペースが上がり始め、ジェイパームスが外から再び前へと迫り始めます。
モルトヴェローチェも鞍上大野騎手の手が大きく動き、ジェイパームスの更に外から捲り上げを開始。
悪くない、悪くないよ!
そして迎えた4コーナー、ジェイパームスはロッカフラダンサーに外から並びかけ、早くも捉えようとする態勢。
2頭を1馬身ちょっと後方から追いかけるのは最内ドゥヴァンスマンと、馬場の三分どころを通るモルトヴェローチェ。
大野騎手のアクションが大きくなり、ムチが唸ります!
さあどうだ!?
残り400、粘るロッカフラダンサーを突き離せないようにも見えるジェイパームスですが、まだロクに追っておらず手応えは余裕。
モルトヴェローチェはドゥヴァンスマンに対してはややリードを取りましたが、ジェイパームスにはむしろ引き離されていきます。
……2着! 2着なら!
残り200手前、ついにまともに追い始めたジェイパームスはあっさりリードを広げて独走態勢。
しかしモルトヴェローチェもここでロッカフラダンサーを捉え単独2番手へ浮上、したと思ったら外から迫る黒い影!
すぐ後ろまで来ていた2番人気ゴールドプリンセスがスパートし、グングン迫ってきました!
あー!!
残り100m手前では完全にゴールドプリンセスの勢いが上回り、抜き去られるのはもう時間の問題。
しかしモルトヴェローチェ、ここでド根性を発揮!
クビ差まで迫られながらも、そこから差を詰めさせません!
おお! おお!
そしてそのまま2番手をキープしてゴール板に雪崩込み。
おおお~~~!!
結局ゴール直前には、ゴールドプリンセスとの差はむしろやや広がっていたように見えました。
レース自体は激しい2着争いの3馬身前でゴールしていたジェイパームスの圧勝。
とはいえモルトヴェローチェ、2番人気ゴールドプリンセスをクビ差抑えて見事に2着入線です!
結果
メイクデビュー東京(2歳新馬)
(東京・芝2000・良)
大野(55)馬体重458
2着(10頭・5人気)
所感
頑張った!
勝ち馬には完敗の形にはなりましたが、レース前の期待値から考えると大健闘と言っていいでしょう。
最後のゴールドプリンセスとの攻防でゴールまで一度も抜かせなかったのは、ひいき目なしに素晴らしい勝負根性だったと思います。
手応えでは完全に抜き去られると思いましたからね。お見事でした!
課題はレース中よりもむしろレース前でしょう。
毎度パドックで飛んで跳ねてしていては消耗が激しすぎるでしょうからね。
レース本番ではスローペースでも激しく引っかかるような素振りは見せていませんし、馬自身の中でオンオフのスイッチがはっきりしているのかもしれませんが、さすがにそれを当てにするという訳にもいかないでしょうから。
次走では競馬場の環境に少しでも慣れてくれることを期待したいところ。
後は、この走りのダメージがどれほどのものか。
かなり頑張ってくれたのは明らかなので、大きな反動が出ないことを祈ります。
無事なら次走が今回の走りがホンモノであるかどうかの試金石となりますが、「恵まれた2着」とも思えないのであまり心配はいらないでしょう。
「広いコース」にこだわるなら、次走の選択がやや難しいものになるかもしれませんが。
いずれにせよ、モーリス産駒はそもそも晩成型。
この後無事に行けばいつか大きなところに挑戦することも夢ではないのでは、という希望を抱かせてくれたデビュー戦でした。
新聞紙上での戦前のコメント通り、叩いた次走で上昇を見せてくれることを期待したいと思います。
個人的にモルトヴェローチェのテーマソングは「Highway Star」。
Next Episodeは「Nobody gonna take my horse!!(誰もオレの馬には追いつけねェ!!)」で行きたいですね。
それでは今回はここまで。
お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(DMMバヌーシー様にはブログ運営の通知を行い認知を得ております。公式HPの写真等は使用しておりません)