こんにちは、まちかね太です。
8月に今年の募集馬ラインナップのリストが発表されていたワラウカドですが、9月6日に価格も発表されました。
募集馬は高額馬から順に、ファハンミューラ21・キトゥンズロア21・ポウリナズラヴ21・ナン21・ナンシーフロムナイロビ21・ザフィーナ21・スウィートアンドフローレス21の7頭という事になります。
ラインナップが出た時にサッと書いたファーストインプレッション記事での予想価格より高い馬が多かったですが、世相を考えると致し方なし(ザフィーナ21だけは予想よりだいぶ安かったですが)。
測尺情報や馬体写真・動画などはありませんが、それらは例年通りなら見学会(今年は9月24・25日)が終わるまでは公開されないかと思われます。
※9/24に胸囲以外の測尺と馬体写真が公開されました。
募集開始日やキャンペーン詳細などもまだ発表になっていませんが、出資を考えるにあたって馬そのものに関して事前に得られる情報はほぼ出そろったので、現状の情報での募集馬たちへの感想を書いてみたいと思います。
なお、内容はただの駄文です。
いつも通り、血統を読む力も何もないオッサンのただの「感想」であって、「評価」ではありません。
測尺などは発表されたら追記していきます。
※公表された胸囲以外の測尺と馬体写真、外国産馬の誕生日等を追記しました。(9/25)
もしお暇でしたら
お付き合いください。
なお、募集価格の参考値ともなる種牡馬の種付け料に関しては、種付け当時ではなく募集時の相場でないと意味が無いと思いますので、22年のものを記載します。
※以下文中敬称略。各種実績は記事執筆時点の物になります。
募集馬プロフィール&感想
募集馬7頭中3頭が外国産馬で、そのうち2頭が募集価格8000万円オーバーのツートップ。
ファーストインプレッション記事でも書いた通り、外国産馬は収入面・ローテ選択面で不利になるので、回収のハードルは相当高いと思われますが、なんと2頭ともに1/1000募集になったので出資のハードル自体は下がりました(それでも充分お高いですが……)。
それはさておき、ジャパンスタッドブックの8月31日ニュースで発表された輸入馬の中に3頭の名前があるので、皆既に無事入国を果たしている模様。
昨年はクリプティクコードが見学会に間に合いませんでしたが、今年は3頭ともにお披露目されそうですね。
なお、牝馬に関してはワラウカドは5歳11月末までが運用期限であり繰り下げ規定はない(運用延長規定がない)為、他のクラブと掛け持ちしている方は期限の違いにご注意。
代わりにというか、募集価格の10%での買戻し規定はあります。
※記事執筆時点の規約を参照していますので、現行の規約とは違う場合があり得ます。ご注意ください。
※9/29追記 9/28の募集開始同日に規約変更の通知がありました。第7世代(今回の募集馬)から、牝馬の運用期限の延長が可能になっています。
では、以下価格順に感想を。
ファハンミューラ21

| 父 | Frankel(種付け時 12歳) |
| 母 | Fahan Mura(出産時 7歳) |
| 母の父 | English Channel |
| 性別 | 牡 |
| 誕生日 | 2/22 |
| 生産牧場 | パカパカファームUK |
| 調教師 | 矢作芳人 |
| 募集価格 | 8500万円 |
父・Frankel
2008年生まれの英国産馬。父Galileo、母Kind、母の父デインヒル。
母Kindは英愛13戦6勝。英国のリステッドレースを2勝し、G3で3着の実績がある。
その母Rainbow Lakeはランカシャーオークス-G3の勝ち馬で、Kindの他にもPowerscourt(アーリントンミリオン-米G1、タタソールズGC-愛G1など重賞3勝)、Last Train(バルブヴィユ賞-仏G3)、Riposte(シープステッドベイH-米G2など重賞3勝)と複数の上級馬を産んだ。
Kindも繁殖として優秀で、Frankelの他にノーブルミッション(チャンピオンS-英G1などG1・3つを含む重賞6勝)、Bullet Train(ダービートライアルS-英G3)、Joyeuse(英リステッド2勝、重賞2着2回)などを産んでいる。
FrankelはKindの第2仔(兄がBullet Train、一つ下の弟がノーブルミッション)としてH.セシル厩舎から2歳8月にデビューすると、以降向かうところ敵なしの連勝街道を驀進。
2歳時はデューハーストS-英G1など4戦4勝でカルティエ賞最優秀2歳牡馬。
3歳時は2000ギニー-英G1などG1・4勝を含む5戦5勝でカルティエ賞年度代表馬、最優秀3歳牡馬。
4歳時はチャンピオンS-英G1、インターナショナルS-英G1などすべてG1を走って5戦5勝でカルティエ賞最優秀古馬、そして前年に続き年度代表馬。
引退まで負けなしの14連勝を飾り、ワールド・ベスト・レースホース・ランキングのレーティング140(クイーンアンS、インターナショナルS)は歴代1位(ただしダンシングブレーヴのレート引き下げなどの事情はある)。
2013年から英国ニューマーケットで種牡馬入り。
2016年デビューの初年度産駒からCracksman(チャンピオンS-英G1)、ソウルスターリング(オークス-G1)、モズアスコット(安田記念-G1)などの活躍馬を輩出するもなかなか父Galileoの牙城を崩せなかったが、2021年にAdayar(英ダービー-G1)、Hurricane Lane(愛ダービー-G1)などがクラシック戦線で大活躍し英愛リーディングサイヤーの座を奪う事に成功した(賞金ベースの欧州リーディングも1位)。
2022年もAlpinista、Inspiral、Nashwaなどが欧州G1戦線で暴れ回っている。
記事執筆時点で産駒のG1ウイナーは20頭を数える。
ファハンミューラ21は第8世代の産駒。
2022年種付け料20万ポンド(1ポンド165円換算で約3300万円)。
母・Fahan Mura
2014年生まれの米国産馬。父English Channel、母Celtic Cross、母の父Giant's Causeway。
母Celtic Crossは米21戦2勝。
特筆すべき競走実績もFahan Mura以外の目立った繁殖実績もないが、伯母にPirate's Revenge(ミレイディH-米G1など重賞2勝)、従姉妹にSweet Catomine(BCジュヴェナイルフィリーズ-米G1などG1・3勝を含む重賞5勝)、Life Is Sweet(BCレディスクラシック-米G1などG1・2勝を含む重賞4勝)がいるなど近親に結構な活躍馬がいる。
Fahan Mura自身は米26戦9勝。
サンタアニタの9ハロンG3・ロバートJフランケルSを勝ち、ゴルディコヴァS-G2・2着、ジョンCメイビーS-G2・3着と、米国のマイル~中距離の牝馬限定芝重賞で複数回好走した実績を持つ。
ただし最盛期でもG1では勝負になっていなかった様子(18年メイトリアークSブービー、19年ペガサスWCターフ最下位)。
全9勝中7勝を4歳時に挙げている(重賞好走もすべて4歳時)ようなので、成長はやや晩成寄りか。
2019年のファシグティプトン・ノーヴェンバーセールでパカパカファームに45万ドルで落札されている。
ファハンミューラ21は初仔。
生産牧場・パカパカファームUK
詳細不明。
調教師・矢作芳人
私のもう一つのメインクラブ・広尾TCでは神と崇められるリーディングトレーナー。
ワラウカドでもクラブ初勝利(ディープインラヴ)を挙げたのはこのお方。
2021年JRAリーディング2位。
代表管理馬はコントレイル(クラシック3冠などG1・5勝を含む重賞7勝)、ラヴズオンリーユー(ブリーダーズカップフィリー&メアターフなどG1・4勝を含む重賞5勝)、リスグラシュー(有馬記念などG1・4勝を含む重賞6勝)、マルシュロレーヌ(ブリーダーズカップディスタフ-G1など重賞(Jpn含む)5勝)など。
騎手は厩舎所属騎手(坂井瑠星騎手、古川奈穂騎手)を起用する事が多い。
日高馬での外厩はチャンピオンヒルズメインにしている印象だが、ワラウカドのウィンザーロアは現在宇治田原優駿ステーブルで調整中(チャンピオンヒルズ完成前は宇治田原が厩舎のメイン外厩だった)なので、そのどちらかを使われる可能性が高そう。
測尺
[体高cm / 管囲cm / 体重kg] :156 / 20.3 / 503 (9/21時点) ※9/25追記
所感
思ったより高かった!
とはいえ予想の範疇ではありますかね。価格の内500万円分くらいは矢作プレミアムのような気もしますが。
母Fahan Muraはワラウカドの繁殖牝馬としては珍しく、近親にG1級の活躍馬がいる(といってもファハンミューラ21から見れば祖母の従姉妹とかですが)という馬なので、そのあたりも価格に反映されているのかも。
キトゥンズロア21とのツインタワーになったおかげで両方とも1/1000募集になったと思えば、私のような貧乏人には出資のしやすさという意味ではむしろ良かったか……とも思いますが、それでも出資するならロマン枠と割り切る覚悟は必要でしょうね。
とはいえ、出資するのならば価格的に最低でも重賞級は狙ってもらわなければなりません。
JRAでのFrankel産駒は、現3歳世代までで55頭が出走して23頭が勝ち上がっているようです。
JRA重賞勝ち馬は4頭(ソウルスターリング、モズアスコット、グレナディアガーズ、ミスエルテ)。
モズアスコット以外は2歳重賞の勝ち馬で、全馬がマイル以下の重賞タイトルホルダー。
重賞に届いていない活躍馬にはタニノフランケルやサトノセシルのような中距離コツコツ型もいますが、JRAで重賞級まで突き抜けるのはスピードタイプが多いようです。
翻ってファハンミューラ21を考えれば、母はマイル重賞でも好走してはいますが本質的には中距離馬でしょう。
そしておそらく晩成寄りなので、母方の血が濃く出た場合は、Frankel産駒のJRA上級クラスステレオタイプには合致しない可能性が高いかもしれません。
とはいえ4頭中3頭は初年度産駒なので、データがやや古いことも事実(逆に言えば初年度以外はJRAでイメージ程活躍しているわけではないとも言える)。
ちなみに、ソウルスターリング以外の3頭は母方が米国血統で、ファハンミューラ21とモズアスコット・ミスエルテはStorm CatとMr.Prospectorを、ファハンミューラ21とグレナディアガーズはSilver DeputyとMr.Prospectorを5代血統表内に持っていることが共通しています。
まあモズ・ミスエルテはStorm Catというかヘネシーですし、Mr.Prospectorなんて持ってない方が珍しいレベル。
そもそも私は血統論は何もわかりませんので、ただ見ただけでわかる共通点しかわかりませんが。
まあでも悪くはないんじゃないスか?
あとは矢作厩舎なので、主戦は所属騎手になる可能性は高く、そうなった時に許容できるか。
また、いざ実際に活躍したときに費用持ち出しで海外遠征を敢行される可能性がありますので、そのあたりに対する考え方も出資の是非に関わってくるでしょう。
場合によっては別馬主の帯同馬にされる可能性すらゼロではありませんから。
昨年BC遠征したキャロットのマルシュロレーヌ(実質DMMのラヴズオンリーユーの帯同馬)は奇跡の勝利を得たから良かったですが、もし完敗していたら非難囂々だったのは想像に難くありませんし。
しかしマルシュもそうですが、バスラットレオンやステイフーリッシュが中東遠征に討って出た時にああも鮮やかに勝つとは思わなかった人が殆どでしょうから、何事もやってみないと分からないのは事実。
いずれにせよ、明らかな帯同馬として連れていかれた場合や普通に考えると勝算が薄かったりする場合で、残念ながら実際にも結果が出なかった場合に、はたして「良き経験」として自分の中で消化できるかどうかというのは、今後矢作厩舎の期待馬に出資する場合には重要なファクターになるでしょう。
ちなみに私個人は「消化出来る派」
……だと思ってますが……
そのような事態に直面したことがないので、いざそうなった時にどういう感情になるかはわかりかねるところはあります。
が、せっかく1/1000募集で出資しやすくしてくれたこともありますので、個人的な結論としては予定通り出資する方向です。
マル外で欧州型の父馬、そして初仔で高額。
測尺は出ていませんが、その数値がどうあれ安定とは程遠いギャンブル要素満載の募集馬なのは明らかですが、
分の悪い賭けは嫌いじゃない!
※ただし栗毛に限る
ピンパーになるのは覚悟で。
帯同馬でもいいので海外遠征して、「二度とない経験がー」「それでも費用対効果がー」とか、色々悩ませてくれるような馬になってくれたら嬉しいなあ。
キトゥンズロア21

| 父 | Kingman(種付け時 9歳) |
| 母 | Kitten's Roar(出産時 9歳) |
| 母の父 | Kitten's Joy |
| 性別 | 牡 |
| 誕生日 | 1/29 |
| 生産牧場 | パカパカファームUK |
| 調教師 | 藤原英昭 |
| 募集価格 | 8000万円 |
父・Kingman
2011年生まれの英国産馬。父Invincible Spirit、母Zenda、母の父Zamindar。
母Zendaは英愛仏米9戦3勝。
プールデッセデプーリッシュ(仏1000ギニー)-仏G1を制したクラシックウイナー。名種牡馬Oasis Dreamの半姉で、Kingmanの他にRemote(ターセンテナリーS-英G3)、First Eleven(カンバーランドロッジS-英G3・3着)などを産んでいる。
Kingman自身は英愛仏8戦7勝。
2歳6月のデビュー戦、8月のソラリオS-G3、故障休養明けの3歳4月のグリーナムS-G3と3連勝した後、初のマイル戦だった英クラシック第1弾2000ギニー-G1で、グリーナムSで4馬身半差をつけ下していたNight of Thunderに不覚を取り2着。
しかし次走、愛2000ギニー-愛G1を5馬身差で圧勝すると、続くセントジェームスパレスS-英G1でNight of Thunderを2着に下して雪辱。
古馬相手となったサセックスS-英G1、ジャックルマロワ賞-仏G1も連勝。
その後感染症で引退となるも、カルティエ賞年度代表馬、最優秀3歳牡馬に輝いた。
2015年から英国で種牡馬入り。
初年度産駒からプールデッセデプーラン(仏2000ギニー)などG1を3勝し、凱旋門賞でも3着したPersian King、2年目産駒から欧州最強マイラーPalace Pier(ジャックルマロワ賞-仏G1連覇などG1・5勝)と大物を続けて輩出し、種牡馬としての評価を高めた。
日本でもシュネルマイスター(NHKマイルC-G1)、エリザベスタワー(チューリップ賞-G2)が重賞ウイナーになっている。
キトゥンズロア21は6世代目の産駒。
2022年種付け料15万ポンド(1ポンド165円換算で約2500万円)。
母・Kitten's Roar
2012年生まれの米国産馬。父Kitten's Joy、母Bambolina、母の父War Chant。
母Bambolinaは米11戦2勝。
競走成績に特筆すべきものはなく、Kitten's Roar以外に目立った繁殖実績もない。かなり遡らなければ近親にも活躍馬が出てこない。
Kitten's Roar自身は米加22戦7勝。
デルマー1マイルG2ゴルディコヴァSを勝ち、ウッドバイン10ハロンG1EPテイラーSをクビ差2着した実績を持つ。他にケンタッキーダウンズ10.5ハロンのラムジーファームS-Lを勝ち、重賞入着2回など、北米の牝馬限定芝中距離重賞で活躍した。
上級クラスで活躍し始めたのが4歳秋からで、最盛期は5歳の秋(9月ラムジーファームS→10月EPテイラーS→11月ゴルディコヴァS)なので、かなり晩成型。
2018年のファシグティプトン・ノーヴェンバーセールでパカパカファームに50万ドルで落札されている。
初仔はワラウカドのウィンザーロア(現役未出走)で、キトゥンズロア21は第2仔。
ちなみに、22年産の第3仔はPinatubo産駒の牡馬のようです(多分。ブラッドホース誌のHP参照。間違ってたらスミマセン)。
生産牧場・パカパカファームUK
詳細不明。
調教師・藤原英昭
毎年のようにG1戦線を賑わせる馬を出し続ける関西のベテラン敏腕トレーナー。
ワラウカドではヴィアルークスでおなじみ。
2021年JRAリーディング26位。
代表管理馬はシャフリヤール(日本ダービー-G1、ドバイシーマクラシック-G1)、エイシンフラッシュ(日本ダービー-G1、天皇賞・秋-G1)、エポカドーロ(皐月賞-G1)など。
騎手の起用は所属の岩田望騎手が最優先で、福永騎手や岡田騎手なども多い。
日高馬の外厩は吉澤ステーブルWESTが中心。
測尺
[体高cm / 管囲cm / 体重kg] :157 / 19.8 / 468 (9/21時点) ※9/25追記
所感
一応予測の範囲内の価格。
まあ高いは高いですが、妥当なところでしょうか。
Kingman産駒のJRA成績は、現3歳まで12頭が出走して勝ち馬は6頭ということのようです。そのうち2頭が重賞勝ちなら、日本競馬にはかなり合ってる種牡馬と言ってもいいのではないでしょうか。
日本で重賞を勝った2頭は共にKrisのインブリードを持ち、5代血統表内にSadler's Wellsがいます。
キトゥンズロア21はSadler's Wellsは持っていますが、KrisもDiesis(Krisの全弟。Persian Kingが持っている)も血統表にはいません。名前だけは似ているKris.Sならいますが。
欧州での活躍馬にはかなり重い血を入れ込んでいる馬も多いですが、米国血統のキトゥンズロアにはそこまで重い血もなく(この辺は主観ですが)。
ただ、Danzigのインブリードを持っている活躍産駒は多いので、キトゥンズロア21のDanzig4×4は悪くないんじゃないかなあと勝手に思っています。
Fahan Muraとは違い、Kitten's Roarは近親の中で活躍馬は自身だけというパカパカファームの典型的な繁殖牝馬なので、その能力が子供にコンスタントに受け継がれるかはちょっと怪しいですが。
でも嵌まれば爆発力はデカいかも?
とはいえ価格もお高く、当然重賞級になってもらわないと困るレベル。
なんとなくFrankelよりはKingmanの方が日本では安定しそうな気はしますが(個人の感想です)、やはり「分の悪い賭け」には違いない。
藤原師は矢作師より数を使わないでしょうから出走数の面ではあまり期待は出来なさそうですし、矢作師ほどではないとはいえクラブ馬で海外にも普通に討って出ますからね(ヴァンドギャルドとか典型的)。
つまり、このキトゥンズロア21もやっぱりかなりのギャンブル。
でもせっかくの1/1000募集なんで、当初1/500で予算割していたファハンミューラ21の浮いた分を回す形で1口行ってみたいと思います。
ファハンミューラ21が当初の想定よりやや高かったので、予算オーバーは予算オーバーなんですけど。
ロマン枠ロマン枠。
目指せ、ファハンミューラ21と一緒に海外遠征!
ポウリナズラヴ21

| 父 | キズナ(種付け時 10歳) |
| 母 | ポウリナズラヴ(出産時 9歳) |
| 母の父 | Mizzen Mast |
| 性別 | 牡 |
| 誕生日 | 3/22 |
| 生産牧場 | パカパカファーム |
| 調教師 | 藤原英昭 |
| 募集価格 | 4500万円 |
父・キズナ
2010年生まれの日本産馬。父ディープインパクト、母キャットクイル、母の父Storm Cat。
母キャットクイルは英国で2戦0勝も、パシフィカス(ビワハヤヒデ・ナリタブライアン兄弟の母)の妹という良血。キズナの15歳上の姉としてファレノプシス(桜花賞などG1・3勝を含む重賞4勝)を産んでおり、他にもピーターパンS-G2勝ちのサンデーブレイクも出している。
キズナ自身の競走成績は日仏で14戦7勝。日本ダービー-G1など重賞5勝。
ニエル賞-G2で同い年の英ダービー馬Ruler of the Worldを下して勝利し、凱旋門賞でも4着に入るなど、海外でも一定の実績を残した。
2016年から種牡馬入り。
社台SS繋養ではあるものの、外様のせいか社台グループ(というかノーザンF)にはあまり力を入れられている様子は無かったが、産駒は初年度からコンスタントに活躍。
初年度・2年目産駒の世代別アーニングインデックスはそれぞれ1.7を超えるという高パフォーマンスでありながらG1ウイナーが出て来ない事だけが悩みの種だったが、21年11月にアカイイトがエリザベス女王杯を制してその呪縛も解けた。
他の代表産駒はソングライン(安田記念-G1など重賞3勝)ディープボンド(フォワ賞-G2など重賞4勝)、バスラットレオン(ゴドルフィンマイル-G2など重賞2勝)、など。
初年度・2年目の二世代だけで、重賞勝ち馬は10頭を超えている。
ポウリナズラヴ21は5世代目の産駒。
2021年JRA総合リーディング4位、2歳リーディング10位。
2022年種付け料:1200万円(受胎確認後)。
社台スタリオンステーション繋養。2021年の種付け頭数は195頭。
種牡馬入りから6年連続で150頭以上に種付けしている超人気種牡馬。
母・ポウリナズラヴ
2012年生まれの米国産馬。父Mizzen Mast、母Electric Cove、母の父スピニングワールド。
母Electric Coveは仏2戦2勝。ポウリナズラヴ以外に特筆すべき実績の産駒はおらず、近親にも目立った活躍馬はいない。
ポウリナズラヴ自身は米13戦4勝。
サンタアニタの芝1マイルG2ブエナヴィスタSを勝ち、オータムミスS-G3で2着、サンクレメンテH-G2で3着と、北米牝馬限定芝重賞で健闘している。
2歳時は4戦して未勝利、3歳時に8戦3勝、4歳時に1戦1勝(重賞勝利)という経過のようなので、少なくとも仕上がりが早かったわけではなさそう。
2016年のファシグティプトン・ノーヴェンバーセールでパカパカファームに42万5千ドルで落札されている。
2018年産の初仔(父ディープインパクト)は競走馬になれなかったようで、2番仔がワラウカドのファベル(現役1勝、父ディープインパクト)、3番仔がポーレット(現役未出走、父ハービンジャー)。
ポウリナズラヴ21は第4仔。
生産牧場・パカパカファーム
言わずと知れたワラウカドの母体。
大樹ファーム場長、待兼牧場ゼネラルマネージャーなどを歴任したアイルランド出身のハリー・スウィーニィ氏が2001年に開設。
2007年にピンクカメオがNHKマイルカップを制して生産馬がG1初制覇。
2012年にディープブリランテが日本ダービーを制し、クラシックタイトルも手に入れた。
2021年JRAリーディング91位。
他の主な生産馬にクラリティスカイ(NHKマイルC-G1)など。
調教師・藤原英昭
キトゥンズロア21の同項目参照
測尺
[体高cm / 管囲cm / 体重kg] :161 / 21.2 / 511 (9/21時点) ※9/25追記
所感
価格は妥当かな。
希望価格4000万円でしたが、最悪6000万円くらいを提示されてもおかしくないかなとは思っていたので、まずまずの結果。
キズナ産駒の勝ち上がり率は高く、半兄ファベルも勝ち上がっていますし、母はまだ若い9歳時出産の第4仔、かつ牡馬、藤原厩舎入厩予定という事で、今回の募集馬で字面上最も安パイなのはこの馬ではないかと思います。
まあそう簡単に行かないのも
世の常ではありますが。
個人的にキズナには母方に短距離実績がある種牡馬がいる方がいい(特に牡馬産駒には)と思っていまして、Mizzen Mast~スピニングワールド~Capoteならまあ文句なしかなと。
というわけで、予定通り1口出資したいと思っています。
この馬以下は通常の1/500募集になるので、1口ごとの価格としてはこの馬が最高値になる訳ですが、故障などがなければ普通にソコソコ走ってくれるのではないかと期待しています。
万が一マル外2頭が共に
……
なことになってしまった場合に、心の清涼剤として作用してくれれば。
とはいえポウリナズラヴ21の価格もオープン級になってくれないと困る価格ではあるので、ハードルは高いワケですが。
現実とロマンの狭間枠。
もういっそみんなで海外遠征してみようぜ!
ナン21

| 父 | ハーツクライ(種付け時 19歳) |
| 母 | ナン(出産時 15歳) |
| 母の父 | High Yield |
| 性別 | 牝 |
| 誕生日 | 2/19 |
| 生産牧場 | パカパカファーム |
| 調教師 | 藤岡健一 |
| 募集価格 | 3500万円 |
父・ハーツクライ
2001年生まれの日本産馬。父サンデーサイレンス、母アイリッシュダンス、母の父トニービン。
母アイリッシュダンスはJRA20戦9勝。
新潟記念-G3、新潟大賞典-G3と牡馬を相手に中距離重賞を2勝した活躍馬。
母としてはハーツクライの他に6勝したアグネスシラヌイ、5勝したエメラルドアイルなどを出しており、孫の代にも重賞勝ち馬がいる。
ハーツクライ自身は日英UAEで19戦5勝。有馬記念-G1、ドバイシーマクラシック-G1など重賞3勝。
3歳1月にデビュー勝ちし、直後から一線級で戦い続けていたもののG1には手が届かなかったが、4歳冬の有馬記念で最強馬ディープインパクトを2着に下して念願のG1初勝利。次走のドバイシーマクラシックで海外G1勝利も成し遂げ、キングジョージにも挑戦した(3着)。
種牡馬入り後もディープインパクトの対抗馬として活躍馬を多数輩出し、キングカメハメハらとともに日本の種牡馬界をリードする存在にまでのし上がった。
主な代表産駒はドウデュース(日本ダービー-G1、朝日杯FS-G1)、リスグラシュー(有馬記念などG1・4勝を含む重賞6勝)、ジャスタウェイ(天皇賞・秋などG1・3勝を含む重賞5勝)など。
2021年JRA総合リーディング3位、2歳リーディング6位。
2020年をもって種牡馬引退。
ナン21は14世代目にして最終世代の産駒となる。
母・ナン
2006年生まれの米国産馬。父High Yield、母Trip Around Heaven、母の父Halo。
母Trip Around Heavenは米7戦1勝。
姉にジェニュインリスクH-G2・3着のLevitationがおり、繁殖としてはナンの他にリステッド2着の実績があるStar of Atticusを産んでいる。
ナン自身は米18戦1勝。芝9ハロンのデルマーオークス-G1で2着、ダート7ハロンのサンタイネスS-G2で3着の実績がある。
繁殖としては北米で走った5番仔Power Gal(父エンパイアメーカー)がウッドバインAW8.5ハロンのセリーニS-G3を勝利しているが、他の現3歳以上の産駒6頭はすべからく未勝利もしくは未出走。
その中にはワラウカドのナンナ(未勝利、父ゴールドシップ)、チャパティ(未出走引退、父スクリーンヒーロー)も含まれている。
ナン21は第8仔。
生産牧場・パカパカファーム
ポウリナズラヴ21の同項目参照
調教師・藤岡健一
安定してリーディング30位前後をキープしている関西のベテラン厩舎。
ワラウカドではスパイラルノヴァが在籍し、活躍中。
2021年JRAリーディング9位。
代表管理馬はジュエラー(桜花賞-G1)、ビッグアーサー(高松宮記念-G1)など。
主な起用騎手は子息である藤岡佑介・康太両騎手の他、M.デムーロ騎手など。
外厩は、スパイラルノヴァではグリーンウッドトレーニングを使用されておられるようです。
測尺
[体高cm / 管囲cm / 体重kg] :155 / 20.1 / 501 (9/21時点) ※9/25追記
所感
思ったより高かった。
牝馬の最高値はこの馬でした。今年の、というか歴代ワラウカド牝馬でも第一世代のレイローに並ぶトップタイ。
ナンナは2000万円、チャパティは1800万円募集なのでちょっと意外でした。
姉たちの募集当時のゴールドシップやスクリーンヒーローの評価に比べて、ハーツクライの種牡馬実績・種付け料には差があるからということでしょうが(ラストクロッププレミアもある?)、母も齢を重ね、少なくともチャパティの募集時からは兄姉の実績に上積みもない今、この価格差を妥当と思うかどうかは票が割れそうです。
逆に言えば、クラブ側の自信の表れとも。
母は高齢になってきたとはいえ自身もそこそこの競走実績があり、産駒実績も安定してはいませんが重賞ウイナーを出して爆発力は見せているので、強めのインブリード(ナン21はHalo3×3)が点火剤になるようなら一発はあるかもしれませんが、これまたギャンブル要素が強い募集馬であるとは言えそう。
ちなみに私は、3×3より濃いインブリードを内包する馬は基本的にノールックスルーというルールを決めているので、手が出せません。
ナンシーフロムナイロビ21

| 父 | ドレフォン(種付け時 7歳) |
| 母 | ナンシーフロムナイロビ(出産時 10歳) |
| 母の父 | Sixties Icon |
| 性別 | 牝 |
| 誕生日 | 4/13 |
| 生産牧場 | パカパカファーム |
| 調教師 | 嘉藤貴行 |
| 募集価格 | 2400万円 |
父・ドレフォン
2013年生まれの米国産馬。父Gio Ponti、母Eltimaas、母の父Ghostzapper。
母Eltimaasは未出走。
米G2で2着の実績を持つNajecamの娘で、Action This Day(BCジュヴェナイル-G1)の半妹。繁殖としてはドレフォン以外に目立った馬は出していない。
ドレフォン自身は米9戦6勝。BCスプリント、キングズビショップS、フォアゴーSと、米国ダート6~7ハロンのG1を3勝。
2歳10月にデビューし2戦目で初勝利。
休み明けの3歳5月から4連勝でBCスプリントを制し、この年のエクリプス賞最優秀短距離馬を受賞。
4歳時は3戦1勝で、引退レースとなったBCスプリント(6着)後にすぐ日本に種牡馬として輸入された。
競走実績は完全な短距離馬(7ハロンまでしか走っていない)だが血統は完全に中距離馬なので、一介のスプリンター種牡馬としての導入ではなく産駒にもある程度距離をこなすことを期待されていた節があり、初年度産駒のジオグリフが皐月賞-G1を制したことでその期待に応えたと言える。
ナンシーフロムナイロビ21は3世代目の産駒。
初年度産駒は2021年デビュー。当年の2歳リーディング5位(ファーストシーズンリーディングは1位)。
2022年種付け料:700万円(受胎確認後)。
社台スタリオンステーション繋養。2021年の種付け頭数は172頭。
種牡馬入りから2年連続で種付け数200頭を超え、3・4年目も170頭超の種付け数をキープしており、いまや完全に人気種牡馬の一角となっている。
ちなみに名前の意味は中国語で「追い風」だそうです。曾祖父Storm Catからの連想なんですかね?
母・ナンシーフロムナイロビ
2011年生まれの英国産馬。父Sixties Icon、母Madame Hoi、母の父Hawk Wing。
母Madame Hoiは英14戦1勝。リステッド3着の実績がある。
Amadeus Mozart(フィーニクスS-愛G1・2着)の半妹で、スイートサルサ(福島牝馬S-G3)の従姉妹。
ナンシーフロムナイロビの妹Ad Infinitum(父Golden Horn)が2021年に10ハロンの英リステッドを制しており、繁殖としてなかなか優秀。
ナンシーフロムナイロビ自身は英米27戦5勝。
4歳時までは英国で走り、リステッド2着、ミュージドラS-愛G3・4着などそれなりの実績はあるものの重賞級とは言えなかったが、4歳12月に米国のジョン・サドラー厩舎へ移籍すると、5歳5月にサンタアニタの1マイルG2ロイヤルヒロインSを2着に半馬身差をつけて勝利し重賞ウイナーの仲間入りを果たした。
他にデルマー8.5ハロンのG2イエローリボンHで3着するなど、米国では10ハロン前後を主戦場としていた欧州時代より短い1マイル前後の距離で好走している。
引退後は2017年のキーンランドジャニュアリーセールで21万ドルでアイルランドの購買者に落札されていますが、2018年にパカパカFでレナーナを産んでいることを考えると、この購買者がハリーさんだったんでしょうか。
繁殖としては初仔のレナーナ(父スクリーンヒーロー)、2番仔ミレーレ(父オルフェーヴル)が共にワラウカドで募集されましたが、残念ながら2頭ともに未勝利。
2頭は体質があまり強くなかった(特にミレーレは1戦のみで骨折引退)のが大成を阻んだように思えますが、今後の子供たちはどうか。
ナンシーフロムナイロビ21は第3仔。
生産牧場・パカパカファーム
ポウリナズラヴ21の同項目参照。
調教師・嘉藤貴行
2022年に開業した、元ジョッキーのルーキー調教師。
記事執筆時点で8勝を挙げており、関東厩舎でかつ馬房数は最少レベルの12、厩舎の引継ぎ元もさほど有力厩舎ではなかったことを考慮すると、かなり順調な滑り出しと言えるのでは。
騎手の起用は戸崎騎手や黛騎手、杉原騎手などが多い模様。
他クラブですが、ノルマンディーの管理馬では外厩は松風馬事センターを使用されておられるようです。
測尺
[体高cm / 管囲cm / 体重kg] :157 / 20.2 / 500 (9/21時点) ※9/25追記
※セレクションセール時の測尺 体高157 胸囲178 管囲20.4
所感
妙に強気の価格?
セレクションセールで実質主取り(パカパカファームが上場し声がかからず、再上場後ワラウカドが税込み1870万円で落札)という経緯が明らかになっているので、もう少し抑えた価格で来ると思いましたが、普通に落札額からの上乗せがありました。
育成費や売れ残りリスクを考えれば妥当の範疇とは思いますが、微妙にマッチポンプ感があるのは仕方ないところ。
とはいえ想像の埒外というほどの暴利価格ではないと思いますし、ナン21同様に強気価格なのはクラブ側の自信の表れと信じて、私は予定通り出資するつもりです。
栗毛だし。
まあ趣味枠ですわな。
ファーストインプレッション記事でも書いた通り、この馬には既に肢軸矯正手術の術歴があり(21年6月に左後肢球節にシングルスクリュー挿入、9月に抜去)、体質が弱かった姉たちに続くかもという怖さを全く感じないかと言えばウソになりますが。
経験の浅い関東厩舎所属であることも含め、この馬もまたギャンブル要素は強めな募集馬であるのは間違いないでしょう。
以上のような不安要素が顕在化していて、かつ価格も牝馬としては決して安くはないことから、もしかすると今回の募集馬では最も人気がない可能性すらあるかも。
まあそうであっても、一緒に応援できる人が少なくなるのは残念ですが、馬名選挙のライバルは減りますし、自分の一票の重みも増すので自分の応募名が候補に残らなくとも好みの名前を選べる可能性は上がるわけで、(出資者目線では)悪い事ばかりではないかな?
レッツむりやりでも
ポジティブThinking!
姉の無念を妹で晴らしたい!
ザフィーナ21

| 父 | Saxon Warrior(種付け時 5歳) |
| 母 | Zaffinah(出産時 7歳) |
| 母の父 | Casamento |
| 性別 | 牝 |
| 誕生日 | 1/17 |
| 生産牧場 | パカパカファームUK |
| 調教師 | 田中博康 |
| 募集価格 | 2000万円 |
父・Saxon Warrior
2015年生まれの日本産馬。父ディープインパクト、母メイビー、母の父Galileo。
母メイビーは英愛9戦5勝。2歳時にモイグレアスタッドS-G1など愛国の重賞を3勝した早熟の活躍馬。カルティエ賞最優秀2歳牝馬受賞。
英リステッド勝ち馬Sumoraの娘であり、半妹にプロミストゥービートゥルー(シルバーフラッシュS-愛G3)、半弟にBarbados(クイーンズヴァーズ-英G2・2着)がいる。
繁殖としては、Saxon Warriorの他にリステッド入着馬を2頭出している。
Saxon Warrior自身は英愛9戦4勝。2000ギニー-英G1、レーシングポストT-英G1など重賞3勝。
クールモアスタッドが母メイビーをノーザンファームに送り込んでディープインパクトを種付けし、日本で生まれた。
2歳8月にデビュー勝ちし、そのまま3連勝でレーシングポストTを制してG1制覇。
休み明けで臨んだ英国3冠初戦の2000ギニーも勝利して4戦無敗でクラシックウイナーとなったが、距離が伸びたダービー-G1で4着に敗れ初黒星。
愛ダービーも3着に敗れ、以降は10F路線のG1を3連戦(エクリプスS・インターナショナルS・愛チャンピオンS)するも、レーシングポストTと2000ギニーで下していたRoaring Lionの前に3連敗(2→4→2着)。愛チャンピオンS後に屈腱炎を発症し引退となった。
母も早熟の活躍馬であったことから、息子も一見早熟だったのが現役時代後半失速の要因にも見えるが、マイル以下では無敗なので、敗れたレースは単純に距離が長かっただけの可能性もある(エクリプスSと愛チャンピオンSではRoaring Lionとクビ差で、10Fまでなら引退直前まで普通に一流だった)。
2019年から愛国のクールモアスタッドで種牡馬入りしており、今年初年度産駒がデビュー。
既にフランスのリステッド勝ち馬を出している。
※9/25追記 上記リステッド勝ち馬とは別の馬が仏G3を勝利し、産駒に早くも重賞ウイナーが出現。
ザフィーナ21は2世代目の産駒。
2022年種付け料2万ユーロ(1ユーロ140円換算で280万円)。
母・Zaffinah
2014年生まれの愛国産馬。父Casamento、母Grand Zafeen、母の父Zafeen。
母Grand Zafeenは英15戦4勝、特筆すべき実績はナシ。
フレッドダーリングSなどG3を2勝し、G1で2着を4回記録したMajestic Desertの娘。
繁殖としてはZaffinahの他にリステッド勝ち馬を2頭産んでおり、なかなか優秀。
Zaffinah自身は米独19戦3勝。
詳細は不明ながらドイツで3戦(未勝利)した後米国に移籍したようで、5歳3月のサンタアニタ10ハロンG3サンタアナHで勝ち馬から半馬身差の2着に入ったのがキャリアハイ。他にサンタアニタ1マイルのG3メガヘルツSで3着という実績がある。
実績的には晩成っぽい。
(ちなみにこの時のサンタアナHの勝ち馬エリーシエズワールドの21年産駒(牡・父No Nay Never)はシルクで募集されているので、もしかするとザフィーナ21と戦う機会もあるかもしれません。)
2019年のキーンランド・ノーヴェンバーセールでパカパカファームが10万5千ドルで落札。
ザフィーナ21は初仔。
Zaffinah自身は既に輸入されており、日本で産んだ第2仔(父Saxon Warrior)は今年のセレクトセール当歳に上場され、税込み4070万円で落札されている。
生産牧場・パカパカファームUK
詳細不明。
調教師・田中博康
関東で頭角を現しつつある新鋭調教師。元ジョッキー。
ワラウカドではエスタスを預託され、勝ち上がれこそしなかったものの、戦いの過程を支持する出資者が多くおり、むしろ評価が高まった印象。
21年JRAリーディング76位ですが、今年はかなり好調。
代表管理馬はバジオウ(プリンシパルS-L)、ベジャール(毎日杯-G3・2着)など。
主な起用騎手は戸崎騎手。ローカルでは西村騎手や菱田騎手がよく起用されている模様。
外厩は、エスタスでは吉澤ステーブルEASTを使われていたような記憶が……(非出資馬なのでうろ覚え)。
測尺
[体高cm / 管囲cm / 体重kg] :157 / 20.0 / 490 (9/21時点) ※9/25追記
所感
思ったよりだいぶ安かった。
予想より1000万円ほど安かったのでびっくりしました。
セレクトセールでの全弟の価格を考えるとかなりお値打ち感があります。
他がやや高めの中、この馬だけがここまで安いと何かしら不安があったりするのではとも思ってしまいますので、測尺などには注意しておきたいというのはありますが、このお値段ならマル外といえども資金回収も現実的な狙い目として成り立ちますから、厩舎や種牡馬のファンには嬉しい誤算でしょう。
(※9/25追記・発表された測尺に問題は感じられません。普通に出血サービス枠?)
個人的にはディープインパクトの系統をワザワザ輸入することにあまり意味を感じない(日本で実績のあるディープ産駒はたくさんいるので、欧州適性に振れた馬に行くくらいなら日本の子孫の方が確実性が高いと思ってしまう)のと、
母の父Casamentoが
どちら様?
母の母の父Zafeenが
誰だっけ?
母の母の母の父Fraamが
誰やねん……
と馴染みのない馬の名前が続き過ぎるのがちょっとアレなので見送りますが、母はそれなりの活躍馬ですし祖母はなかなかの繁殖牝馬なので、活躍しても全然おかしくはないと思います。
Zafeenは結構な活躍馬なんですけど、まったく記憶に無かった……。同時期の活躍馬である曾祖母Majestic Desertは名前はなんとなく憶えていたんですが。
きっと名前が自分好みだったせいですね、名前は大事。
スウィートアンドフローレス21

| 父 | ファインニードル(種付け時 7歳) |
| 母 | スウィートアンドフローレス(出産時 15歳) |
| 母の父 | Unbridled's Song |
| 性別 | 牝 |
| 誕生日 | 1/11 |
| 生産牧場 | パカパカファーム |
| 調教師 | 小林真也 |
| 募集価格 | 1600万円 |
父・ファインニードル
2013年生まれの日本産馬。父アドマイヤムーン、母ニードルクラフト、母の父Mark of Esteem。
母ニードルクラフトは仏独伊9戦4勝。クロエ賞など、仏伊でG3を2勝している。
フィーニクス賞-愛G1・2着のSharp Pointの娘で、半弟にドラール賞-G2など仏重賞4勝のFractionalがいる。
繁殖成績はファインニードル以外に特筆すべき産駒はいない。
ファインニードル自身は日香28戦10勝。スプリンターズS-G1、高松宮記念-G1など重賞5勝。
2歳9月にデビューし、3戦目に勝ち上がり。その後は長らく条件戦を戦っていたが、4歳6月にオープン入りすると、オープン昇級2戦目のセントウルSを制して重賞を初制覇。直後のスプリンターズSは12着に敗れるが、翌年5歳を迎えて本格化。
香港での2戦は敗れたものの、国内では4戦4勝で春秋スプリントG1を連覇し、国内スプリント界の年間王者の座を確定させた。
翌年から種牡馬入りし、今年初年度産駒がデビュー。JRAではウメムスビが勝ち上がっている。
スウィートアンドフローレス21は2世代目の産駒。
2022年種付け料:250万円(産駒誕生後)。
ダーレージャパンスタリオンコンプレックス繋養。2021年の種付け頭数は54頭。
種牡馬入りから2年連続で種付け数100頭を超えていたが、3年目の2021年は半減しており、早くも正念場を迎えつつある。
※9/25追記・22年の種付け数は100頭超えでした。
母・スウィートアンドフローレス
2006年生まれの米国産馬。父Unbridled's Song、母Sweet and Ready、母の父El Prado。
母Sweet and Readyは米23戦4勝。8.5ハロンのG2プリンセスSを勝っている。
リステッド2着の実績がある妹が2頭いる。繁殖としては、スウィートアンドフローレス以外にマチカネタマカズラ(クイーンC-G3・3着)を産んだ。
スウィートアンドフローレス自身は、米19戦1勝。アーリントンオークス-G3で2着、ビウィッチS-G3で3着と、2度の重賞好走歴を持つ。
2012年のキーンランド・ジャニュアリーセールでパカパカファームに19万ドルで落札された。
現3歳以上の産駒は4頭おり、初仔の米国産馬シゲルエベッサン(1勝、父Stormy Atlantic)、3番仔のワラウカド所属馬テイストオブハニー(2勝、父オルフェーヴル)がJRAで勝ち上がっている。
スウィートアンドフローレス21は第5仔。
生産牧場・パカパカファーム
ポウリナズラヴ21の同項目参照
調教師・小林真也
開業2年目の新進厩舎。
ワラウカドではゼノヴァースを再生した厩舎として評価急上昇中。
21年JRAリーディング151位ですが、馬房数は今年もまだ14しかないので今後の成績向上に期待。
代表管理馬はゼノヴァース(新潟ジャンプS-JG3・2着)。
主な起用騎手は和田竜騎手、西村騎手、池添騎手など。
外厩は、ゼノヴァースではチャンピオンヒルズ、ホワイトキャンバスでは宇治田原優駿ステーブルを使用されておられるようなので、そのどちらかになる可能性が高いか。
測尺
[体高cm / 管囲cm / 体重kg] :153 / 19.2 / 496 (9/21時点) ※9/25追記
所感
価格は大体予想通り。
最安値ですが関西厩舎ですし、小林厩舎は今年の2歳馬でもホワイトキャンバスをワラウカド勢最速デビューに導いているので、条件的には悪くないのではないでしょうか。
母はそこそこ高齢ですが仔出しはあまり良くなく、初仔を産んで以降ほぼ1年おきにしか子供が取れていませんが、15歳時にしてまだ5番仔というのも、考えようによっては活力の減退が防がれていると言えなくもないかもしれません。
正直なところ重賞を狙うような募集馬ではないとは思いますが、母の子供の勝ち上がり率も4頭中2頭で50%と低くなく、もし姉テイストオブハニー程度に走ってくれれば、出資金は充分ペイ出来るでしょう。
父も晩成でしたし、まずは1勝してコツコツ長く楽しませてくれる馬になるのが目指すところですかね。
その上で徐々に上のクラスに行ければ。
ファインニードルの仔はよそ様のクラブではあまり見かけないような気がしますし、父の種付け数は今のところ漸減傾向にあるので今後安定的に出資できる可能性も高くないかもしれませんから、父が好きだったなら子に出資する貴重な機会と言えるのでは。
ただ私個人としては、マイ出資ルールで母の出産時年齢に応じて定めている繁殖実績条項を満たせていないので見送ります。
というか、既に予算オーバーなのでここまで手が回りません。
まとめ
以上、適当感想でした。
お付き合いいただき
ありがとうございました。
予想よりもややお高い馬が多いには多かったですが、予想外というほどでもなかったですし、円安・インフレ、そしてセリの爆騰ぶりを考えればまあこんなもんかなという感じ。
高すぎると感じるなら出資しなければいいだけですし。
ファーストインプレッション記事の時点ではファハンミューラ21、ポウリナズラヴ21、ナンシーフロムナイロビ21の3頭に出資する目算でしたが、ファハンミューラ21とキトゥンズロア21が共に1/1000募集になるという奇跡が起こったので、最終的には上記の3頭にキトゥンズロア21を加えた4頭に出資するつもりです。
冷静に考えれば、勝ち上がり率30%強とした場合、募集馬7頭の内勝ち上がれるのは2頭からせいぜい3頭なので、手を広げるのは(特に回収率的には)悪手な訳ですが、小規模クラブは年ごとの勝ち上がり率にブレが出るのが普通。
そのブレが悪い目に出たのがワラウカドの現3歳世代(募集馬10頭中勝ち上がり1頭)なわけですが、逆に2歳世代やこの1歳世代はもしかしたら全馬勝ち上がるなんてことも絶対にないとは言い切れないわけで。
それに私の場合は「出資馬の出走を楽しむ事」が主眼なので、故障や放置のリスクをヘッジする為には回収率をある程度犠牲にして多頭数に出資してもかまわない方針ですから、ほぼ同じ予算で2頭出資できることになったからには、出資比率が半減するとしても利用しない手はないという事ですね。
仮にファハンミューラ21とキトゥンズロア21のどちらかが活躍してもう片方が未勝利に終わったとしても「活躍した方にまとめて出資しておけばよかった」とは思わないので。
と、出資プランをまるで出資決定したかのように開示できるのも、ワラウカドが即日完売には程遠いクラブであるからこそ。
幸か不幸か……。
もちろん私だけでなく、皆様も自身の出資プランに沿った好みの馬に出資するのは容易でしょう。
クラブの今後を考えれば喜んでばかりもいられないですが、出資環境が快適なのは普通にありがたい。
まあ現2歳馬やこの1歳募集馬たちが活躍してくれれば、クラブ自体の評判も勝手に上がっていくことでしょう。
今年の募集馬の母馬もブラックタイプだらけ、つまり募集馬は良血馬だらけなんで、活躍するポテンシャルは充分あるはず。
みんな頑張っておくれ~
※ 9/25追記
9/24に公表された測尺は毎年のことながら皆立派。募集馬のうち最も体格のない馬で馬体重468・管囲19.8というクラブはなかなか無いでしょう。
生産馬の中から牧場側の主観的にいい馬を選抜・提供してくれているのは間違いないと思います。
あとは結果さえ伴えば(私は年間募集数10頭に満たない数でほぼ毎世代3勝クラス到達馬をコンスタントに輩出しているのは、その多くが高額馬とはいえ悪くないと思いますが、地味さは流石に否めないですね……)。
個人的には、まずワラウカドでの出資馬で初勝利を挙げるところから始めていかないといけないわけですが。
まず1勝!
信じる者は救われたい!
(記事中の公式情報はワラウカド様公式HPより許可を頂き掲載しております。)
※当記事はあくまで個人の感想であり、特定のファンドへの出資を推奨または制止するものではありません。
また、記事中のデータは執筆時点での正確なものを掲載するように努めてはおりますが、必ずしも正確性を担保するものではありません。
ご利用される場合は必ずご自身で情報を精査された上で、自己責任でお願い致します。