こんにちは、まちかね太です。
出資馬たちの状況について、3月までは広尾・ワラウカドの近況が更新される度に週報という形で記録を残していたのですが、私の場合レース記事にもレースに至るまでの経緯を載せているので、結局あまり意味ないかなと思って4月以降レース記事だけにしていました。
しかし、それはそれでしばらくレースに出ていない馬に関しての近々の状況記録が全然なくなるという事にもなるので、これからは概ね1か月に1回程度近況のまとめみたいなものを残していこうと思います。
月報と被る部分もあるとは思いますが、あちらは収支状況と月次成績振り返りがメインなので。
というわけで、5月9日時点までの3歳(2019年産)出資馬の近況まとめです。
3歳出資馬たちの近況
以下、各馬の現況への所感です。
広尾サラブレッド倶楽部
各馬故障もなく順調に過ごしています。
ドグマ(栗東・武幸四郎厩舎)牡・1勝C

4月9日の平場1勝C(阪神・芝1200)2着後、12日にチャンピオンヒルズへ移動。
以降、疲れもすぐ取れ順調に調整中。
5月初旬計測の馬体重496キロ。
前走後、次のレースとしては私は5月21日のメルボルンT(中京・芝1200)あたりかなあと思っていたのですが、「洋芝が合いそうだ」という調教師の見立てにより、次走は6月からの北海道シリーズという事になりそうです。
芝レースを使うのなら、函館の場合距離の設定が1200か1800以上かという選択になり、いきなり中距離路線に戻すとは考えづらいので、夏の間は1200オンリーで戦うことになりそうですね(札幌なら1500もありますが)。
古馬相手という事になりますが、ドグマは1勝クラスなら力上位は間違いないので、すんなり勝ち切ってほしいところです。
目指せ夏の上がり馬!
タレントゥーサ(栗東・池江泰寿厩舎)牝・未勝利

3月27日の未勝利戦(阪神・芝1600)を16着に敗れた後、29日にチャンピオンヒルズへ移動。
新たな外厩先の環境に戸惑ったところはあったようですが、立ち上げ後は順調に調整中。
5月初旬計測の馬体重450キロ。
特に悪いところはなさそうですが、次走の予定はまだ出ていません。
4月27日の更新では、「本日来場した調教師によれば、『函館開催の条件も悪くなさそうだが、次についてはもう少し考えたい』とのことでした」というチャンピオンヒルズ・畠山厩舎長のコメントが出ているので、調教師サイドとしては割とのんびりしているような印象。
未勝利戦実施期間の残りを考えて、この対応という事は……。
……出れば勝ち負け確定だからこその態度と思ってよろしいか?
そうであってほしい。
ともかく、「函館開催の条件」とわざわざ注釈をつけているという事は、前走後の「以前からイメージにあったダートも選択肢に入れていきたい」という調教師コメントと合わせて考えると、ダート1000m戦を視野に入れているのかなと思えます。
もし本当に北海道に移動となると馬体重面が不安にはなりますが、一度行ってしまえばあとは滞在競馬になるので負担は減るでしょう。
そこから先は(いろいろな意味で)レースに出られるのか、そして勝つ力があるのかという問題だけ。
目指せダートで大変身!
……次走も普通に芝のレースだったりして。
ウィンダミア(美浦・林徹厩舎)牡・オープン

つい先日の5月7日に平場1勝クラス(東京・ダ1400)を完勝!
やったぜ!
レース記事(→こちら)で近況や次走展望なども書いているのでここでは割愛しますが、古馬混合戦が始まるまでの数週間とはいえオープン馬になりました。
まずは疲れを癒してから、またこの立場を維持できるように上を目指して頑張っていってほしいものです。
目指せ恒久オープン馬!
アリシアン(美浦・加藤征弘厩舎)牝・1勝C

除外続き後に出走した4月24日の雪うさぎ賞(福島・芝1200)を出遅れて5着に敗れた後、27日にリバティホースナヴィゲイトに放牧。
リフレッシュ中心の短期放牧の予定で、特に問題がなければ5月28日のゆきつばき賞(新潟・芝1200)を目標にすることがアナウンスされています。
5月4日の近況を見ると、外厩移動直後は疲労が残ってはいたものの大過はなさそう。
予定通りに行けそうです。
力はこのクラスでも上位の物があるのは間違いないので、運さえ向けばいつ勝ってもおかしくないハズ。
目指せ不運少女脱却!
次走では除外されませんように。
アンジアン(栗東・藤原英昭厩舎)牝・未勝利

2月20日の新馬戦(阪神・ダ1400)を12着に敗れた後、2月22日に吉澤ステーブルWESTへ移動。
以降順調に調整を重ね、前走時414キロだった馬体も一時442キロまで増量。
4月18日に栗東に帰厩後は、CWコースの調教で終い11秒台を連続計時したり、古馬と併せて追走から同入したりと、明らかに前走時より動けるようになってきているのが見て取れます。
前走時はBコース以外でまともな時計を出すことは出来ず、併せ馬でも置かれてばかりだったのに。
期待……してもええですか……?
デビュー前の過程と結果から、正直なところ奇跡待ちだと思っていたのですが、もしかするともしかしてしまうかも!?
次走は5月21日の新潟で行われる芝1800牝馬限定戦に決定。
ダート1400よりははるかに条件も合っていると思います。
出走時の馬体重は前走時とあまり変わらないかも、と言われていますが、レースっぷりは大きく変わったところを見せてほしいものです。
目指せ奇跡の大変身!
ワラウカド
マテウスは順調に回復の道を辿ってきていますが、ミレーレが故障。ファンド解散が決定してしまいました……。
マテウス(栗東・昆貢厩舎)牡・未勝利

ファンタストクラブでリハビリ中。
4月1日にコース入りを開始してから、キャンターとダート坂路でゆっくりと復帰に向けて調整。
現在は屋内ダートコースをキャンター2~3周、ダート坂路17-16を2本というペースになっているようです。
「順調にメニューを消化していますがまだ焦るタイミングではありませんので、状態をチェックしながら乗り込みを続けていきます」とのコメント。
この時期に「焦るタイミングではない」というコメントが出るという事は、走れる状態さえ整えば即勝ち上がりできる見通しがあるという事。
彼に関しては、出資者のひいき目なしでもそれはそうやね。
マテウスの走った新馬・未勝利戦で戦った馬たちが、この春の重賞・オープン戦線で結構活躍していました。
マテウスだって彼らにそうそう後れを取っているわけでは……と気が逸るところではありますが、まずは走れる状態まで戻らないとね。
のんびりしすぎている時間はありませんが、確実に状態を戻していくのが一番の近道。
Festina lenteで行きましょう!
セルフエスティーム(栗東・寺島良厩舎)牝・未勝利

DDSP手術後の復帰戦となった4月16日の牝馬限定未勝利戦(阪神・芝2000)を4着と健闘したセルフエスティーム。
その後、半ば予想通りに強めの疲労感が出て、宇治田原優駿ステーブルへ放牧に出されました。
次走は立ち上げのスピード次第で5月14もしくは21日の新潟未勝利戦にするというというのが順調に行った場合の寺島師の青写真だったようですが、回復に手間取っており、予定は後ろにずれ込みそう。
薄々そうなるんじゃないかとは思っとりました。
5月6日の近況ではトラック1800mと坂路20-18-18。
毎週のトモ治療と調教後のマッサージにより、脚捌きの硬さは多少良化はしているようです。
寺島厩舎は使って仕上げていく系の厩舎なので、厩舎の色とセルフエスティームの体質は合っていないでしょうが、そこはプロですから体質が連戦に向かない馬ならそういう馬なりに対策を打ってくれるでしょう。
信じてます!
ミレーレ(美浦・大竹正博厩舎)牝・未勝利(ファンド解散決定済)

4月23日の牝馬限定未勝利戦(東京・ダ1600)で待望のデビューを果たし(10着)、レース直後は無事だったものの、調教再開の29日に右第一指骨を骨折。
手術は無事成功したものの、レース復帰までは1年ほどかかる見通しという事で、残念ながらファンド解散が決定してしまいました。
残念無念……
詳細な所感はこちら
インアスピン(栗東・四位洋文厩舎)牝・未勝利

4月24日の未勝利戦(阪神・芝1600)で、逃げの手を打ち7着としたインアスピン。
レースにならなかったデビュー戦から大きく変わり、次走以降に期待を持たせてくれました。
レース後に疲労感はあり、優先権もないことから2~3週間ほどリフレッシュを兼ねて外に出すという事で、4月29日に宇治田原優駿ステーブルに放牧。
ただ、外厩到着後は特に痛いところもなく順調で、良い状態であるという事。
予定は出ていませんが、このまま行ってくれれば無事に次走を迎えることが出来そうです。
時間もあまりありませんが、少しずつステップアップしていってくれれば。
次は掲示板を目指そう!
YGGオーナーズクラブ
故障していたミーナティエルナが一応の回復となり、戦線に復帰しています。
ミーナティエルナ(栗東・寺島良厩舎)牝・未勝利

5月1日の未勝利戦(阪神・ダ1200)で、半年ぶりとなった休養明けレースを7着としたミーナティエルナ。
レースに至るまでの状況はレース記事(→こちら)に書いているので割愛しますが、拙速感が否めない状況だった割には健闘した方だと思います。
元々半ば調教代わりでの出走だったという事もあり、寺島師は5月7・8日の未勝利戦の出走枠が空きそうという事で連闘を予定していましたが、想定に居なかった馬が別のレースから回ってきたことで結局除外。
が、14・15日の週の番組編成を考えると、おそらく今度こそ出走枠に入ることが出来そうという事で、中1週で新潟のレースに向かうことになりそうです。
叩いたとはいえ調教量自体は相変わらず不足しているとは思いますが、前走の状態でもソコソコ走れているので、上積みがあればといったトコロ。
ケガしない程度に頑張っておくれやす。
DMMバヌーシー
まずまず順調に進めています。
サイレントブラック(栗東・辻野泰之厩舎)牡・未勝利
外厩で調整中。
全体の所感
ウィンダミアが勝ってくれた事で、チームまちかね太は今年17戦目にして初勝利という事になりました。
ありがとう、ありがとう!
ミレーレが引退決定となり、やや沈みがちだった気持ちも持ち直し。
あとは、残る未勝利馬たちがどれだけ勝ち上がってくれるかというところですね。
無事復帰さえできればマテウスに関しては固いと思っていますが、後の馬たちは状態を上げたうえで運に恵まれれば、というのが正直なところ。
それでもほとんどの馬たちがマックス値なら勝ち上がりに値する力があると思っているので、みんな頑張ってほしい。
既に勝ち上がっているドグマ・アリシアンについては、ウィンダミアに追いつけ追い越せで上のクラスへ駆けあがっておくれ。
それでは今回はここまで。お読みいただき、おおきにありがとさんです。
(記事中の写真・公式情報は広尾サラブレッド俱楽部様・ワラウカド様・YGGオーナーズクラブ様各公式HPより許可を頂き掲載しております。DMMバヌーシー様にはブログ運営の通知を行い認知を得ております。記事は非会員でも入手できる情報のみで構成し、公式HPの写真等は使用しておりません)

